残念 錦織決勝進出ならず

残念ながら錦織は、ビッグフォーのマレーを破ることができず、決勝進出ができませんでした。
昨年はこのマドリードオープンで、決勝まで進みナダルと対戦しました。錦織はここまでナダルには一度も勝ったことがなかったのですが、このときは１セットを取り、もう少しでナダルに勝てるというときに、臀部の痛みがあまりにもひどくなり、無念の棄権となってしまいました。実はこのころは私もPC動画サイトも知らず、まだ錦織人気も出ていなかったので、テレビでの放映ももちろんありませんでした。ですからせいぜいヤフーのテニス速報を見る程度で、いわば応援する方法がなっかてのです。

それが昨年末から、注目試合はどこかのテレビがライブ中継し、今回のようなマスターズはNHKが完全中継するようになりました。昨日も準決勝の第一試合であるナダル戦を１０時からBSで中継し、錦織戦は午前３時から地上波で中継と、ファンとしてはこれ以上ない環境になってきました。
このナダル戦は、順調であれば第１シードのフェデラー戦のはずが、早期敗退で第７シードのベルディヒが相手になりました。このベルディヒは下位選手とは非常に良い試合をして強いのですが、上位に対しては滅法弱いという成績ですので、まあナダルが勝つことは確かですが、決勝の相手の出来を見るという気分で観戦していました。予想通り１セット目はタイブレークまで行きましたが、２セット目は6-1とナダルの圧勝でした。ナダルの調子から見ると、明日の決勝は苦戦かと思いながら、午前３時まで寝ることにしました。

錦織・マレー戦は予定通り３時過ぎから始まりましたが、マレーのショットが予想以上に安定していました。どうも錦織は攻め急いでいるような感じがあり、ミスが増えてきました。この嫌な予感が当たり、第７ゲームでサービスを破られてしまいました。今日のマレーの調子では、ブレークバックは難しそうとみていると、そのまま１セットを取られてしまいました。最初のセットを失うのは、錦織にとって今大会初めてになります。

何とか２セット目をとれないかと祈るような気持ちでしたが、第３ゲームでマレーのサービスゲームを破りました。次の自分のサービスをキープできれば、このセットを取れるというゲームで、さすがの錦織も固くなったのか、ファーストサーブが入らなくなり、すぐにブレークバックされてしまいました。この第４ゲームが試合を左右する重要なゲームだった気がします。本来これでタイですので、チャンスはあったのですが、力尽き２セット目もとられ、3-6,4-6の完敗でした。やはりビッグ４の壁は高かったようです。

もう今日から次のマスターズ（ATP-1000)であるイタリアオープンが始まります。錦織は第５シードで出場が決まっていますので、体調を整えて頑張ってほしいものです。