ごっとさんのブログ

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ジャズの変遷・歴史

2015-05-09 10:31:23 | 音楽
久しぶりにジャズライブを聞きましたので、ジャズに関する記事を書いてみますが、これはあくまで私の思っている歴史ですので、かなりいい加減なものだと思います。

ジャズは西洋音楽(クラシック)とアフリカのリズムが融合して、1900年代初頭にアメリカで始まったとされています。これがデキシーランドジャズで、騒がしいイメージがありますが、その中にブルースのもの悲しさが入り、私も一時はまっていました。このレコードは何枚か持っていましたが、CDとなっているのが少ないのか現在では1枚しかありません。

このデキシーの流れをくんだのがビッグバンドジャズです。この有名なバンドが映画にもなったグレン・ミラーとベニー・グットマンでしょう。この時代のダンス音楽の影響もあったようですが、いわゆるスイングジャズとして一世を風靡したわけです。この1930年代にスタンダードジャズといわれる多くの名曲ができたような気がします。私はベニー・グットマンが好きで、クラリネットを始めたくらいです。このころのビッグバンドは現在までも続いており(たぶんですが)、もう20年ほど前ですが、日本公演を聞きに行きました。このビッグバンドジャズは、個々のアドリブ演奏をどう取り入れるか、またそのバック演奏にどのような音を入れるかという編曲の妙を競ったものでした。そのごその個々の演奏を重視したコンボ演奏が主流となってきました。これがモダンジャズの始まりです。

この1950年代ぐらいには、映画の音楽にジャズを取り入れることも増え、良い映画がたくさんできました。
私が好きなのは「死刑台のエレベーター」で、これは全編マイルスデビスが音なしの画面を見ながら、即興演奏で音をつけたものです。この映画は何回か見ましたが、映画館で見るメリットの一つは音量だと思っています。映画自身は自宅のテレビで見てもあまり変わらないのですが、とてもあの音量は出せません。余談ですが、昔子供が小さいころアニメ3本立てというような映画に付き合いました。その時「日本昔話」が入っていたのですが、オープニングテーマ曲のベースが素晴らしいことに初めて気づき、その後真似をしたりすることもありました。この後に多くのソリストが続々出て、ジャズの黄金期に入ったのかもしれません。日本でも多くのジャズ喫茶やライブハウスがはやっていましたが、1970年代までだったような気がします。

現在でも少なくなりましたが、いろいろなジャズフェスティバルなどもあるようですが、このころのビッグネームのような若手の演奏者が出てこないような気もします。先日のピットインも私と同年配ぐらいが多かったのですが、若者のジャズ離れが起きているのであれば、残念な気もします。