ごっとさんのブログ

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全仏オープン 1回戦

2015-05-27 10:24:04 | テニス
このところテニスの話が多くなっていますが、この2週間はいわばテニスのお祭りですので、面白そうなことは書いてみます。今日で1回戦がすべて終了しました。トーナメント表の項で書いたように、1回戦だけで64試合もありますので、今回はあまり番狂わせ的な試合はありませんでしたが、それなりに興味ある結果となりました。

メインの錦織は地元フランスの選手との対戦でしたが、ややもたついたものの3-0のストレート勝ちをおさめました。注目点は2セット目でした。1セットはやはり力のまさる錦織が安定して取りましたが、2セットになり錦織の集中力がやや落ちたのか、サーブを破ったり破られたりと、差がつかないまま進み、錦織のサーブが終わった時点で6-5となりました。このまま相手がサービスをキープするとタイブレークとなります。ここで錦織が頑張り、ジュースから1ポイントを取り、セットポイントとなりました。このリターンボールがネットを直撃し、相手のコートにポトリと落ちました。一瞬何が起きたかわかりませんでしたが、錦織が片手をあげて謝り、会場はブーイングが出ました。それでもこれで2セットを取ってしまったのです。

この場面はスローが何回も出ましたが、本当に微妙な感じで相手コートに落ちました。もしこれが自分のコートに落ちれば、またジュースとなりこのセットの行方はわかりませんでした。こういった一つの偶然で、勝敗が決することがあるので、大逆転や大きな波乱が起きたりするのでしょう。錦織がこのセットを落としても、負けることはなかったと思いますが、このネットインが大きなポイントとなりました。3セット目は実力差を見せて簡単にとりました。

そのほか日本人は4人戦いましたが、残念ながら全員敗退でした。この4人ともシード選手と当ってしまったことは、かなり籤運が悪かっといえます。特に若い西岡は第4シードのベルディヒと当りました。実力差は明らかで、1セット目は固くなったこともあり、6-0で取られましたが、第2セットは7-5と大健闘でした。負けはしましたが、19歳の西岡はこれから先が楽しみといえます。

日本人女子も奈良と土井が本戦出場し、土井は全仏初勝利を飾り、奈良は地元選手に逆転で勝利を収めました。土井の試合は錦織と重なってしまい見ることはできませんでしたが、奈良の試合は次の日ビデオで見ました。奈良らしい2セット目の粘りが功を奏し、逆転につながりました。まだ女子は騒がれることもなく、地味な試合になっていますが、こうしてグランドスラムで勝ち上がれるようになったのは、非常に楽しみなことです。今日からの2回戦も見逃せない試合が多そうです。