黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

藪漕ぎな日々

2014-07-30 04:25:21 | 日常の事
ローカルな話題ですみませんが、本日は高校野球静岡県大会の決勝戦が行われます。

シード校の1位から4位までがベスト4を占めたのも珍しいし決勝に残った両校が県内でも有数の名門進学校と言うのも珍しいこと・・・ぢゃまいか。

ここまで来たら悔いのないよう全力を尽くして正々堂々の勝負をしていただきたいと思いますよ。

さて、賢パパのバラ園ライフも既に3週間目に突入しております。

今月の11日と言いますから約3週間前にハローワークを訪ねて行って・・・その日のうちに話がまとまり


初出勤となったのが今月の14日のことでありました。


最初の日こそ久しぶりの作業に戸惑うこともままありましたが・・・ご主人様の指導の下、だんだん昔のことを思い出して参りまして・・・何とか恰好がつくようになって来ました。

作業の内容は色々とあるのですが・・・毎日必ず行うのが「花切り」と言う作業であります。

バラ農家は自分のバラ園で栽培したバラの株から「切り花」を採って販売することによって生計を立てておりますからこの「切り花」が農家の「商品」であります。

従いまして・・・緊急時は別といたしましてこの「花切り」と言う作業は最優先です。

賢パパが働かせていただいているバラ園には3棟のバラ温室があり栽培の規模は合計で900坪。

この900坪に植えられているバラの品種が全部で7種類あります。

賢パパは毎朝6時半には家を出まして車で15分ほどで温室に到着。

既に花切りの作業を始めているご主人に合流して同じ作業を行います。

このブログの読者の中でバラの栽培に詳しい方はそう多いとは思えませんのでここで簡単に説明しておきます。

屋外のバラ園のバラの開花期と言うのは・・・春と秋の二季咲きが一般的となっておりますが・・・光と温度の条件を満たせばバラの花は季節と問わず開花します。

なので現在のように光と温度が豊富な季節は温室の中じゃなくても切りバラの生産が可能でありますが・・・温度が足りない冬の時期にでも生産を可能にするには温室が必要。

と言うことで温室内での栽培となりますが・・・光が強すぎて温室内の温度が上がりすぎてしまわないように屋根には「遮光剤」の薬品でコーティングを施してあります。

昨日は快晴で雲一つない青空でしたが・・・温室内からの太陽はこんな感じに見えておりますよ。


とは言いましても天窓を開けて風の通りを良くしてある温室の中でも午前中で既にこの気温。


従いまして・・・熱中症の対策にはことさらに気を遣う。


これで安全に作業が出来る・・・ぢゃまいか!

おっと、タイトルから話が逸れてしまった。

本日のタイトルと言えば・・・これであります。


さんざんバラの栽培のことを書いて来たと思ったら・・・どうしていきなり話が飛ぶのかと疑問を感じているあなた・・・ところが大いに関係があるんですわ。

バラハウスの中をじっくりとご覧になったことのある方は少ないと思いますので・・・まずはこれをご覧ください。


ちょっとわかりずらいかも知れませんが・・・画面のほぼ真ん中に作業用の通路があってその両側に花を切るためのバラの親株が植えられています。

バラの種類によっていくらかの違いはありますが・・・まぁ大体どれでもこんな感じ。


どうです、想像していたよりもずっと通路が狭いでしょう。

いや、通路は決して狭くはないのですが・・・それ以上にバラの枝が邪魔をしている。

なので・・・温室の中を一回りして来ただけで・・・足にはこんな傷がついたり


紐のついた靴なんて履いていた分には・・・勿論紐はほどけているし


棘でやられて紐はボロボロ。


これぞまさしく「藪漕ぎ」ぢゃまいか。

賢パパ、藪漕ぎは決して嫌いな方ではありませんので・・・トレーニングの場を与えていただいたことに感謝の毎日でありますよ。

昨日の朝の賢の散歩の時はぼんやりとではありますが・・・久しぶりで日本一が姿を見せてくれていましたよ。


先日の熱中症のことがあるので・・・次の計画は良く考えてから立てることにいたします。