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けんけん日記 ~おもしろき こともなき世を おもしろく~

名古屋にて某会社を経営、その実態はトライアスリート&四国お遍路公認先達、そして「モノノフ」。(笑) 日常を綴っています。

お遍路日記 2010.4.28~5.4

2010年04月29日 | お遍路 同行二人
今回のお遍路は高知県の安芸から四万十川の手前まで
およそ200キロの道を歩いてきました。

そんな今回のお遍路は、今後の人生の分岐点となるこ
とになりました。初日からあることを考え続け、お遍路道
中も含め1週間、ずっと考え続け、問答を続けた結果、
ある決断に至りました。

ひょっとすると大きく人生が変わるかもしれません。
何も変わらないかもしれません。
やってみなければ分かりませんが、きっと今までとまるで
違った生き方になるのではと思っています。

私にはかなりの覚悟が必要で、正直、今でも決断に不安
を抱えているのも事実ですが、今回をきかっけに、新しい
道を歩いていきます。

何を決断したのか?
今はここには記しませんが、私と面識のある方はおいおい
分かるかと思います。また結果がしっかり出せた時には、
どうどうとここに記すこともあるでしょう。

まあ、私の中での大事であって、他の人からみれば何で
もないことでしょうがね。私の中での生き方の大転換です。

お遍路が何かをもたらしてくれたりするものだとは考えて
いませんでしたが、間違いなくきっかけにはなりました。

お大師様のお導きかなと思ったりもします。

今回のお遍路日記を幾つかの項目に分けて書きました。
この後に書きつづっていきますので、よかったらご覧下さい
ませ。


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お遍路行きます!

2010年04月27日 | お遍路 同行二人
またまたお遍路に行きます!
ゴールデンウィークに・・・。
家族をほったらかしにして一人で・・・。

これも家族の深~い理解があってできること。
私は幸せ者です。

私の行動を見かねた母が、かみさんと息子達を立山黒部
アルペンルートへ旅行に連れて行ってくれることに。

ホント皆様に支えられております。感謝感謝。
その分、しっかり修行してまいります。

今回は高速バスで四国に行くつもりでいましたが、予約開始
日の朝一番に予約を取ろうとしたら、すでに完売でした・・・。
また、相変わらず宿の空きもありません。高知土佐の竜馬ブ
ームは凄いものがあります。竜馬好きの私としてはそれはそ
れで嬉しかったりもしますけど・・・。
仕方なく、今回も愛車エスハイで往復し、寝泊まりもエスハイ
ですることに。

明日28日(水)早めに仕事を切り上げ、高知へ向かいます。
ちなみに30日は弊社はしっかり営業しているのですが・・・、
お休みさせて頂きます。社員さん、ありがとう。






今回は青色でしるしをを付けたところを歩く予定。およそ200㎞。
200㎞というと名古屋から大阪くらいの距離です。

4月29日の朝から歩き始め、5月4日まで6日間歩く予定です。
だいたい1日35㎞くらいが目安。歩き終えたらすぐ宿に入れる
ならもう少し歩けるのですが、35㎞歩いては、車まで戻り、また
歩き終えた場所まで戻るなんてことを繰り返さなければならない
ため、これくらいのスケジュールになります。今回は移動も大変
で車に戻るのにバスを多用します。事前準備のおかげでメッチャ
高知のバス事情に詳しくなりました・・・。

今回はいつもの倍の日数。さらに全宿泊がエスハイということで、
どんなお遍路になるか色々不安もあるのですが、こんなことが
できる環境に感謝して、しっかり歩いてきます。

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二十三士

2009年11月25日 | お遍路 同行二人
私は歴史が好きです。司馬遼太郎の書籍も大好きです。
「龍馬が行く」も何度読み返した事やら。
坂本龍馬にはとてつもなく憧れ、仲間と共に土佐桂浜へ
行ったこともありました。海運にも憧れ、関ちゃんと船(鑑真号)
で上海に行ったりもしました。京都にある東山霊山の龍馬の
お墓に行った回数はもおう数えられない。
ついには長男に名前の一文字を頂いてしまっています。

そんな私は高知を歩くのは楽しくて仕方がない。
お遍路を始めたきっかけの中に、高知を歩けるというのが
あったのは正直な所です。一歩一歩、歩いていくのですから
地名がしっかり頭に残ります。小説を読んで記憶に残っている
地名を見かけては、ここが○○か~、ここが△△か~と
感激しています。




今回もそんな発見が色々あったのですが、その中で、もっとも
心震えた場所が、清岡道之助を首領と仰ぐ安芸郡下の二十三
士が眠る「二十三士の墓」。国道を歩いていて偶然見つけました。

お墓の前で彼らの志と生き様に心を馳せました。感動。

これからも数々の感動が待ってるであろうことを想像すると
心が震えてき、一行も早く高知へ向かいたくなるのでした。
お遍路と主旨が違ってる???


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お遍路 3日目

2009年11月23日 | お遍路 同行二人


まだ暗いうちから出発。




室戸岬を背に歩いているため海から昇る朝日は見えませんが、
だんだん明るくなってきて、朝焼けが。




日中は、上から照りつけるような日差し。




間もなく夕日が沈もうとしています。

海岸線を歩いていると分かりやすいのですが、陽が昇り沈む
まで歩いていると、1日というものを身体で感じます。
それは太古の昔から、何も変わらず繰り返されていて、
永遠とも言える途方もなく長い時間の中で、一瞬とはいえ
今、自分が確かに存在していることを感じさせてくれました。

私は生きている。生かされている。この地球に、宇宙に。


普段の生活の中で、太陽が昇ったり、沈むところを見ることっ
て少ないですよね。昼間ですら普段わざわざ太陽を見るなんて
ことはないです。お遍路をしていると、こんなことでも自分が
生きていることを実感します。

それは世間という、世のしがらみから解き放たれ、大地の上
で、ただ自分の存在を感じた時のみ、たどり着けるのかな
なんて思います。

あまりこの領域に浸かりすぎると、現実逃避となってしまい
そうですが(笑)、人は、たまにはこんなことを感じるべきだと
思うのです。

大袈裟ですが、確かに自分は太陽の恵みで、この星に生きて
いるんだと感じました。


そんなことを感じながら今回のお遍路は終了。
土佐くろしお鉄道・唐浜駅から高知駅へ向かい、22:00
発の名古屋行き高速バスに乗って名古屋へ。乗車時間は
8時間30分。最後のこれがキツイんだよな~。
なんか良い方法ないかしら・・・。


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お遍路 2日目

2009年11月22日 | お遍路 同行二人
何とか十分な睡眠もとることができ、快適な目覚め。
今日中に室戸岬・最御崎寺に到着したい私は5時起き
で6時前に出発。




歩くのはひたすら海岸線。右には山が見え、左には海が見え
る。その間にある国道55号をひたすら歩く。

1時間ほど歩いた頃、女性に抜かれる。あれっ?昨日同じ宿に
泊まった人かな。それにしても凄いスピードだ。抜かれざまに
おはようございますと一言だけお互いが挨拶。

しばらく歩くとその女性が休憩している。歩くの早いですね~
と声をかけると、でもすぐに休まないと駄目なんですとのこと。
それではまたすぐに抜かれるかもしれませんが、お先です~
と私は歩き続ける。しばらくすると抜かれる。また休憩して
いる彼女を抜く。また抜かれる。

笑えるくらいこんなことを繰り返した。あんまり繰り返すから
それなりに話しもして東京から来ていて、後数年で40になり、
それまでに結願したいということを知った。

この後も何度か繰り返したのだが、私が食事をすることで抜き
つ抜かれつは終了した。ちなみに次に泊まる宿は違うのでもう
出会うことはないだろう。




しばらく歩くと奇っ怪な岩を発見。




近づいてみると夫婦岩とある。こんな所にも夫婦岩があるんだ。
三重県二見にある夫婦岩に慣れている私には、随分ごっつい
スケールの大きな夫婦岩に見えました。




正午過ぎ、ついに恐れていたことが起こった・・・。
雨が降ってきた。
私がお遍路を始めて、初めてのことである。今回はある程度
予測していたので、レインコートやポンチョを用意していた。
さっそく身につけ、歩き始める。冷たい雨に体温を奪われ
身体が凍える・・・。お遍路は気持ちいい楽しいばかりでは
ないことをあらためて知りました。それでも歩みは止めず、
いざ室戸岬へ。




ついに室戸岬に到着。
雨が降っているのが残念でしたが、雨の中観光をしました。
これは19才の修行中の空海の姿。青年大師像。巨大です。




訪れるのを心待ちにしていた、御厨人窟(みくろど)。
左がお大師様が住居とされた洞窟。右が修行をされた洞窟。
1200年前に思いを馳せながら、お大師様を感じました。
感慨無量。




御厨人窟からみた外の景色。青い空を見えなかったことは
残念。またいつか訪れたいと思います。




御厨人窟の近く。お大師様が行水の修行をおこなわれた池。




最後に訪れたのは、幕末の志士、坂本龍馬と一緒に凶刃に
倒れた中岡慎太郎の像。龍馬のものに比べるとスケールは
違いましたが、中岡慎太郎を近くで感じることができたこ
とに嬉しさを感じたのでした。

これからこの高知ではいくつもの史跡に巡り会うことがあ
るでしょう。それを心から楽しみにしているのです。

今日の最後は雨の中、像の後ろにある山を登り、最御崎寺
にたどり着き、お寺にある宿房に宿泊しました。
凍えきった身体にお風呂が気持ち良かった。生き返りました。






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お遍路 1日目

2009年11月21日 | お遍路 同行二人
朝5:00、無事徳島駅に到着。




徳島駅から、前回お遍路を終えたJR牟岐線の牟岐駅へ
向かいます。




前回のお遍路で歩いた景色を眺めながらおよそ1時間30分、
電車に揺られて牟岐駅へ到着。

さあ、お遍路開始!
目指すは室戸岬にある24番最御崎寺。ここから60㎞くらい。




徳島の札所は全部まわっていましたが、歩いているところは
まだ徳島県。しかし、ついに徳島県の終わりが近づいてきま
した。このトンネルを越えると高知県。




638メートルのトンネルを抜けると、




そこは高知県でした。

坂本龍馬に憧れ、幕末の志士たちが好きな私には、高知県は
特別な場所。高知県は土佐を歩けることに身震いするのでした。

ここから5㎞歩いたところで今日は宿泊。
お遍路の宿泊は豊橋からきたおじいさんと、30代らしき女性。
おじいさんは私と同じバス・同じ電車に乗っていたらしく
(私は全然気付いてませんでした)、食事の時に声をかけても
らい色々お話ししました。

さて寝ようとすると、隣から騒ぎ声が・・・。
隣はどうやら外人さん(西洋人)の夫婦と3才くらいの子どもが
宿泊している。(なぜこんな所に宿泊しているのだろう・・・)

この民宿、個室になっていますが、しきりは壁ではなく襖(フスマ)。

騒ぎ声がうるさくて眠れない・・・。ちなみにどれくらい音が聞こ
えるかというと、奥さんらしき人が電話でしゃべっているいる相手
の声が聞こえるくらい。そんな音が聞こえるところでバカ騒ぎが
止まらない・・・。

注意したいと思うのだが、英語なんぞ話せない私は、伝えようが
ない・・・。身振り手振りでもとも思ったが、どんなゼスチャー
したらいいか思いつかない。そのうち反対側の部屋から、さっき
話していたおじいさんのイビキが聞こえてきた・・・。

私は昨日のバスではろくに眠れず、それでも30㎞歩き、疲れき
っているのだ。それなのにこの仕打ち・・・。

こ、これは、お大師様(空海)のお導きにより与えられた環境なの
でしょうか。「耐えて、克服してみよ」との。

私は布団の中で、心を穏やかにと念仏のように唱えておりました。
しかし、隣のうるささはエスカレートする一方・・・。
私は、枕を思いっきり壁にぶつけ、一瞬静かになった時を逃さず、
深い眠りに落ちたのでした。

まだまだ修行が足りません。




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御厨人窟 (みくろど)

2009年11月19日 | お遍路 同行二人
而立会11月共催例会も無事終わり、ホットしている今日この
頃、心はすでにお四国へ飛んでいってしまい、明後日の出発
を心待ちにしています。

先日のブログでも書きましたが、今回の私の目玉は、

御厨人窟(みくろど)。

どんなところかというと、下に書いたようなところ。

こんな所に、憧れ心躍らせる私は変わり者でしょうか?と仲間
に尋ねたところ、変わり者ですと言って頂けました・・・

やはりそうか・・・。でもいいんだ!心躍るんだから仕方ない!
すでに四国へ飛んでいった私の心に、早く身体も追いつきたい!
後2日、待ちきれん・・・。




御厨人窟で修行に励んだ若き日の弘法大師。




そんな弘法大師と御厨人窟には切り離すことのできないつな
がりがあるのです。


御厨人窟で寝起きをしていた弘法大師。御厨人窟の中からは
いつも、青々とした空と海だけが見えていました。



その雄大な景色に感銘を覚えた弘法大師は、ご自分の名前
を「空海」に変えられたのだと言い伝えが残ります。




また、御厨人窟で修行に励んでいた弘法大師の口から突然
明けの明星が入って体を貫き、それによって大師が悟りを
開いたというのも有名な話。御厨人窟の静けさとそれを囲む
大自然が、若き弘法大師に大きな影響を与えたのです。


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お遍路 第3弾 準備開始!

2009年11月15日 | お遍路 同行二人
来週の連休、またまたお遍路に行ってきます。




上の写真は室戸岬。今回は右の奥の方から歩き始めて岬を
ぐるっと回り、左の奥へと歩いていきます。
(24番のお寺は先端の山の上)




地図で見るとこんな感じ。
前回は23番薬王寺まで礼拝してあります。次に目指すは
室戸岬の先端にある24番最御崎寺。なんと区間距離は
75㎞メートル。お遍路全体でも2番目の区間の長さです。
2日かけての道のり。ただひたすら歩くのみ。
それでもお遍路したくて仕方ないのですから不思議です。

苦労の多い行程ですが、室戸岬には是非行きたいところが
あり、とても楽しみにしています。どうしてもそこに行き
たくて、今回短い連休ですが強行しようとしています。

その場所は、御厨人窟(みくろど)と呼ばれる洞窟。
今から約1200年前、弘法大師(空海)が修行をし、悟りを
開いた場所。その時、洞窟の中からは空と海が見え、自ら
の名を空海とされたそうです。ある意味、空海誕生の地。
この洞窟から、空と海を見るのを楽しみにしています。

またこの地には中岡慎太郎の銅像などもあって、それも
楽しみ。

仕事が終わって深夜高速バスで徳島に向かい、23日に
高知を出発し朝方名古屋に着き、そのまま仕事という強行
軍ですが、やる気になってしまっているのでやるのです。
年賀状などで慌ただしいこの時期に行くのは無茶なことは
百も承知で・・・

連休前後の期間でやりくりします!

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お遍路日記 エスハイ ベースキャンプ

2009年09月23日 | お遍路 同行二人
今回は愛車エスハイで宿泊しながらお遍路するという、ちょっと
変わった手法をおこなってみました。

たまたま、今回歩く予定のお遍路道沿いに鉄道が走っており、
上手にやりくりすると、車を置いてある駐車場から出かけたり、
歩き終わった所から戻ったりすることができたのです。歩く
距離や時間調整には苦労させられましたが、終わってみれば
想像以上に上手くいきました。

車を駐車したのは19番立江寺の駐車場。ここは700坪ある広大
な駐車場で、1回300円の有料ですが、入るときに自動支払機
に支払えば、あとはいつまででも留めていられるようです。横に
は民家があり安心感もありました。一番気にしていたのはトイレ
の問題だったのですが、すぐ近くに立江寺があり、そのトイレを
使わせてもらえました。ちなみに、夜中にもトイレにいきましたが、
いつから私は夜中にお寺に行ってトイレに入れるほど肝っ玉が大き
くなったんだろう・・・と感心しておりました。以前なら恐くて
近寄れなかった・・・。お寺に馴染んできたのでしょうか?

問題になったのは2つ。食事とお風呂でした。この駐車場の
ある場所はど田舎でして(まあ、お遍路道中はどこもど田舎です
けど)、近所に飲食店すらありません。コンビニさえも。
不思議なことに酒屋はいっぱいあるんですけどね。お酒の入手に
は苦労しませんでした。仕方ないので夜、車に戻ると駐車場から
車を出し、10㎞離れたコンビにまで買い出しに行くのでした。
次の日の朝食も一緒に買って駐車場に戻り、また300円払って
止める。300円が何かもったいないな~なんて思いましたが
仕方ない。止めさせてもらえるだけでありがたい。




2日目からはもう少し離れたところにスーパーを発見し、地元の
食品や刺身などを手に入れることが出来、楽しい夕食となりま
した。お酒もがっつり飲みました、美味しかった。

結局最後までクリアできなかったのはお風呂でした。
何と道中一度もお風呂に入らず・・・、ばばちい・・・。
銭湯を見つけられなかったのでしかたなかったのですが、何も
しなかった訳ではありません。こんなことも想定して、2リットル
のペットボトルを沢山車に積んでいっていたのです。

タオルを水に浸し、体を拭くのです。原始的な方法ですが
やるとやらないでは大違い。かなりサッパリします。綺麗になっ
たかどうかの判断基準は、腕とかをちょっと舐めてみて、しょっ
ぱくなくなったら綺麗になったことにしました。
何せ1日遍路してくると、腕などには塩の結晶がついてるかの
様な状態になり、ものすごくしょっぱくなっているのです。
ここまでしょっぱくなるのも、汗を大量にかくから。1日のお遍路
でペットボトル10本くらい飲料を購入して飲みましたからね。

ちなみに頭だけはちゃんと洗いました。今回、発見というか
知ったのですが、私くらいの髪の短さと量???であれば、
2リットルのペットボトルの水で洗えてしまいました。車の陰に
隠れ、泡のついた頭に、ペットボトルの水を振りかけている姿は
やや情けないですが、綺麗になりました。水でやるところが少し
冷たかったりしましたが、エスハイでドライヤーが使えたので
大助かり。しっかり乾かしさっぱりしました。

それにしてもエスハイでの生活は快適でした。これならエス
ハイの中で暮らすのもありかな?なんて思ってしまいました。
ご飯食べてお酒飲んで寝るだけなら、あまり自宅での生活と
変わりませんでした。(笑)



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お遍路日記 ③

2009年09月22日 | お遍路 同行二人
始発で立江駅より、昨日終了した阿波福井駅に向かいます。




この電車はJR牟岐線で、この線路は単線なのです。
私は初めての経験です。ちなみに電車は1時間に1本です。

今回のお遍路では、この線路が大変役にたち有難い。
この鉄道があるおかげで、エスハイをベースキャンプに
お遍路ができているのです。




トンネル。ただのトンネルですが、山を上り下りしてお遍路して
いると、トンネルや橋はとてつもなく有難く思えてきます。
これらのおかげで、どれだけ楽に移動させてもらえることか。
なかったらどれくらい遠回りしなければならないことか、もしくは
山を登ったり下ったり・・・




7時くらいにここを歩いたのですが、ちょくちょく蜘蛛の巣が
ひっかかります。と言うことは、今日はここを歩くのは、私が
一番乗りだな!なんかちょっと嬉しい。




もうすぐ海の見える町に着くというところで、私と同じくらいの
年代の男の方からお接待を受けました。今回のお遍路では
初めてです。私は頭を下げられながら缶コーヒーを頂いたのです。
もちろん私の向こうの弘法大師をみてのことですが、私のような
ものに・・・との気持ちが込み上げ、ただただ感謝致しました。




お遍路を始めて、初めて見る海です。
時間を忘れて眺め、写真を大量にとってしまいました。
のちに、もう「嫌」と言うくらい海岸沿いを歩くことになることを
忘れて・・・。何100㎞と・・・




23番の薬王寺のお参りを終えました。これで徳島県にある
23のお寺をすべてまわり、一国の終了です。残り三国です。

次に目指すは高知県。24番最御崎寺。




目指せ!はいいのですが、何と次の24番最御崎寺までは
75㎞もあります。室戸岬にあるのですが、標識には
81㎞なんて書かれています・・・
ひたすら海岸沿いを歩く日々を送ることに・・・




ある民宿の看板に、室戸岬、車で1時間30分って書かれて
いました。車なら1時間30分でいけるところを、3日かけて
歩くとは・・・、なんと歩き遍路の非効率なことよ・・・
しかし、それでこそ歩き遍路。これでいいのだ。

てくてくこの道を20㎞ほど歩く。

次回(3回目)のお遍路開始の場所など様々なことを考慮する
と今回はこのあたりでお遍路を終了するのが良さそう。
ということで、今回のお遍路はこれにて終了。
今回の総歩行距離は100キロを超えるくらい。(山越え含む)




最寄りの駅からエスハイの留めてある立江駅へ向かいました。
ちなみに2日間歩いた分の運賃は1060円でした。
金額からもけっこうな距離だって実感します。

自分に言うのもなんですが、お疲れ様でした。



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お遍路日記 ②

2009年09月21日 | お遍路 同行二人
今日は19番立江寺を出発し、22番平等寺までお参りします。
20番鶴林寺と21番大龍寺は山の上にあり、今日は2つの山を
越さなければならない徳島では2番目の難所です。
歩く距離は40㎞近く。山越えが2つあるだけにしんどそう・・・




上勝町の近くを通りました。
SKJの方はご存じですね。夏季講演会でお招きした、葉っぱ
ビジネスの「いろどり」のある町です。而立会の皆さんも
聞いたことある人いますよね。11月共催例会で「いろどり」の
横石氏をお招きします。ホント、ど田舎でした!山しか無い・・・
実際に同じような環境を眺めながら、ここでどんな仕組みによって
ビジネスを起ち上げたのか、あらためて11月例会が楽しみに
なったのでした。皆様、乞うご期待!




山道、上り坂です。しんどい・・・




山道、下り坂です。足が痛い・・・




山の中で自動販売機もあまりない。
まだまだ気温は暑く、山を登れば喉が渇くのですが、
たくさん飲料を持てば重くなり、そんなに持てません。
自販機を見つけてはこまめに買うようにしていたのですが、
水を切らしてからしばらく自販機を見つけられず難儀して
いた時に、ここを見つけました。有難かったです。
本当にお気持ちが嬉しかった。



鶴林寺



大龍寺

自家用車やバスで訪れる方が圧倒的に多いです。お遍路は
どんな方法でやってもOKです。大切なのは訪れ、お参り
すること。しかし、こういった難所にあるところは、つい
つい俺は歩いてきたんだ~と、ちょっと良い気分になって
しまいます。お寺の方には歩いてきたかどうかは一目で
分かりますので、お疲れ様ですと声をかけていただけたの
ですが、正直、嬉しかったです。




21番大龍寺のお参りを済ませ、22番平等寺を目指していたとき、
ふと振り返った時の風景です。向こうに見える山々を越えてきた
のです。我ながらよく歩きました。足はけっこうとんでもない
ことになっています・・・

爪が剥がれかけてたり、水ぶくれがいっぱいできてたり・・・

足、大丈夫かな・・・? 明日歩けるだろうか???


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お遍路日記 ①

2009年09月20日 | お遍路 同行二人
さて、お四国お遍路(区切り打ち)第2弾の始まりです。




18日、夜8時。
かみさんと息子達に見送ってもらい、いざ徳島へ出発!

今回は愛車エスハイにて徳島へ向かいます。
ETC1000円による渋滞の影響はどんなものか、戦々恐々と
しながら出発しました。

エスハイでの、家と徳島の往復や、エスハイでの生活ぶりは
別項にてまとめて書きますので、ここでは省略します。




19番立江寺の駐車場に到着。
今回はここにベースキャンプを張ります。
最初はここから電車とバスを使い、前回お遍路を終えた13番
大日寺に向かい、そこからお遍路を始めます。今日中に30㎞
歩きここまで帰ってくる予定。




前回お遍路を終了し、バスに乗り込んだ停留所に降り立ち
ました。お遍路スタート!




今回最初に見た、お遍路道の案内。お遍路道保存協会の方が
整備してくださっています。これを見かけると、歩き遍路に
来たっ!と気分が盛り上がります。




ずっとアスファルト道を歩いてきましたが、昔ながらのお遍路道に
突入。山の中に入ります。




しばらく歩いていると、
「コッーン」
と、音が響いてきます。
何だろうと?探していると、隣を流れる小川にししおとしがあり
ました。いくつも作られていてあちらこちらから音がし、何とも
言えない風情がありました。




橋の上を走っている小学生の一人が、私の横を通り過ぎる時に
「頑張ってください」
と声をかけてくれました。嬉しかったです。
とても良い気持ちにさせてくれました。ありがとう。




18番恩山寺。
ここで奇跡がおきました。

お参りを終えて恩山寺を出たところ、ちょうどこの写真の少し
左の所で、私がお遍路を始めるにあたってお世話になった
先達とすれ違ったのです!!!お互いが気づき声をかけました。
先達も「こんなことがあるんだね~。こんな偶然が・・・」
とおっしゃっていましたが、まさにその通り。こんな偶然が
あるなんて。しかし私にはただの偶然で片付けることはできない
出来事でした。これには何か意味がある。何かに気付かなくては
いけない。そんな気がしました。

先達にお世話になった件に関してこちらをクリック。

先達にお会いした時、身につけていた白衣などは、もちろん
お会いした先達にいただいた物です。

この先達は、実は塾長のお父様。
お別れした後、さっそく携帯メールにて塾長にお知らせした
ところ、即電話がかかってきて、ホントか~とびっくりされていま
した。本当です。お父様にお聞きになってください。(笑)

この後、19番立江寺に無事たどり着き、本日は終了。

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お遍路 行ってきました。 第2弾

2009年09月19日 | お遍路 同行二人
お四国へ2回目のお遍路(区切り打ち)に行って参りました。

今回はお遍路に行く数日前に、ここには書けませんが、社業に
おいて、弊社の存続に関わるような・・・、先を考えると恐くなり、
目の前が真っ暗になるような出来事が発生してしまい、正直、
気持ちはお遍路どころではなくなっていて、こんな精神状態で
お遍路に行ってもな~、どうしよう・・・、仕事していた方が良い
んじゃないか?と考えてしまう中での出発でした。

ひたすら一人で歩き続け、一人で過ごすお遍路の中で、これか
らの社業、自分の人生、生きるとは何か?など考えに考え続け、
結果、今、自分なりに出せる精一杯の答えを出して帰ってくるこ
とができました。前向きに一生懸命生きていきます。
お遍路の道中で起こる出来事の一つ一つが私に気づきやヒントを
与えてくれ、導いてくれました。感謝。

何故私はお遍路をしているのか?
正直、自分でもなかなか分かっていないのですが、今回のお遍路
を経て、私には必要なものであることは間違いないと確信しました。

これからも、時間はかかりますが続けていきます。

最初に少し重いことから書いてしまいましたが、これから私の
「お遍路日記」を書いていきます。是非この後もご覧ください。
何だかんだ言っても楽しいお遍路でした。

今回お遍路したのは、前回の最終到着地13番大日寺より
スタートし、23番薬王寺を越えて室戸岬に向かう道を15㎞ほど
歩いた所まで。歩いた距離は100㎞を越え、まずは徳島一国を
終えることができました。




この写真の風景は、私が今回のお遍路で出会った一番素敵な
風景でした。20番鶴林寺から21番大龍寺へ向かう途中。
両方のお寺が隣り合った山の上にあり、その山と山の間にあっ
た風景です。ここのお遍路はきつかった・・・



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お遍路に行ってきます。

2009年09月18日 | お遍路 同行二人
只今より、お四国へお遍路に行って参ります。
体調は万全ではありませんが・・・気力で行ってきます。

今日は名古屋而立会9月例会。委員長でありながら
(さすがに担当委員長ではありませんが)参加できず
申し訳ありません。お遍路にいける機会はなかなか
無く、チャンスは逃せませんのでご理解ください。

お遍路の最中はブログの更新はできません。
帰宅後更新させていただきます。

お遍路中は電話は話しにくいです。励ましのお言葉は
是非、携帯メールでお願いいたします。

ケイタイメルアド
kenken.8.01@docomo.ne.jp
※パソコンからのメールは受信できません。
 携帯メールのみです。

それでは行ってきま~す!


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やばい!

2009年09月18日 | お遍路 同行二人
「やばい」という言葉は、最近では良い意味で使われたりも
するようですが(私はこの使用法は大っ嫌いです)、良くない
意味で「やばいっ!」てことが今朝起こりました。

朝、目が覚めベットから起き上がろうとすると、???、
腰が痛い。あれ?何だこれ?どうしたんだろう・・・。

私、ありがたいことに肩こりや腰痛にはまるで縁がなく、
こんなことはめったにない。それなのに、何故突然こんなことが。
それも今日の夜からはお四国へお遍路に向かうというのに。

起き上がるのも一苦労、階段を下りるのも少しつらい。
こんなんじゃお遍路なんてとんでもないぞ・・・。

息子達を腰の上に立たせマッサージをし、湿布を貼って
様子をみていると、んんん??? 痛いのは腰だけじゃ
ない。身体中の節々が痛い。あれ?のども痛い。声が変。
頭もややポーっとする。こ、これは風邪か???やばい!

ちなみに昨晩、かみさんが同じ症状で苦しんでいました。
うつされたか?さらに息子達が通う小学校では新型インフルの
猛威が吹き荒れているという。あっ、お腹も調子悪い・・・。

そもそもお遍路の前に、こんな体調で、四国まで運転できる
のだろうか?普通に走っても5時間、渋滞に巻き込まれれば
プラス何時間の時間を要するか想像も出来ないというのに。

せっかく心と体の準備をしてきたのだから、安易に中止する
などの選択はしたくない。いや、してたまるか。
夜までに治す。治してみせる。気力で!


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