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けんけん日記 ~おもしろき こともなき世を おもしろく~

名古屋にて某会社を経営、その実態はトライアスリート&四国お遍路公認先達、そして「モノノフ」。(笑) 日常を綴っています。

お遍路 折り返し地点にたどり着いて

2010年09月27日 | お遍路 同行二人
今回で高知県を打ち終わり、徳島・高知の2県を終えて、
お遍路も折り返し地点にたどり着きました。



阿波(徳島)は発心の道場。
土佐(高知)は修行の道場。

阿波では歩くに至るまで様々な思いを抱えていましたが、
88カ所を歩こうと心に決め、土佐ではその決意を試され
るがごとく、ただひたすら歩く修行の場でした。

ただ修行と言うことで歩くことに重きを置き過ぎ、本来の
お遍路の目的である「霊場を巡拝する姿勢」がおろそかに
なっていた気がしています・・・。

長い歴史によって築き上げられたのでしょう、そんなことが
見透かされたように、次に向かう伊予(愛媛)は菩提の道場。
菩提と言うのは道であり、知であり、覚であると言われてい
ます。あらゆる煩悩を断ち切り、不生、不滅の理を悟って、
初めて得る仏果。発心の道場、修業の道場を経て、ようやく
ここにたどり着くと言う訳です。ここでは、煩悩を搔き捨てた
智慧を得ると言われています。

次回は来年のGWになるかと思いますが、その時には新たな
姿勢でお遍路に臨むつもりです。少し長めの時間をとって、
愛媛県に入り、松山市の道後温泉を通過して今治市まで歩く
予定です。

故あって車中泊の遍路を続けてきましたが、宿に泊まる本来
のスタイルに戻そうかとも考えています。それが私の本当の
修行になる気がしてるので・・・。
まあ、今までは逃げていただけです。(笑:詳細はまたいつか)

前回の岬である室戸岬では大雨に祟られ、景色など楽しむ
ことが出来ませんでしたが、今回の足摺岬では超快晴の好天
に恵まれ、四国最南端の自然を満喫することができました。

こんな経験が出来ていることに感謝です。

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お遍路 帰路 淡路島

2010年09月26日 | お遍路 同行二人
宿毛を出発したものの、高知市に入った頃には睡魔がやって
きて・・・、南国PAで睡眠。何せ630キロの道のりですから、
体調は気をつけなければなりません。睡眠不足の運転なんて
もってのほか。起きたのは5時。眠気も取れてる。再度出発。

私は根拠は無いのですが淡路島が好きで、いつも四国に渡る
ときは神戸淡路鳴門自動車道を使います。もう何回渡ったか
分かりません。

な・の・に、何故か明るいときに淡路島を通過したことが一度も
無いのです。いつも暗いときばかり。

今回、明るい淡路島初体験です。嬉しい・・・。




神戸淡路鳴門自動車道入り口。この橋を渡れば淡路島。




四国に似た雰囲気があり景色が気持ち良い。




淡路ハイウエイオアシス(SA)に車を泊め、ちょっと観光。
淡路島から本土に架かる橋が見えます。この後この橋を渡って
帰ります。




写真では分かりにくいですが、神戸の街や六甲山、関西空港
なんかも見えました。




おみやげもここで買いました。
淡路島のSAなのに、四国の名物全部売ってました。(笑)
買ったのは高知の海苔に愛媛のタルトに淡路のタコ飯。
(タルトの写真は撮り忘れた・・・)




ちょくちょく休憩しながらも、運転を続け、まずは実家に到着。
実家の仏壇にお遍路の報告を済ませて今回のお遍路完全
終了。その後、自宅に到着。

平均燃費16.8キロ。
今回は特にエコ運転を気にしない(エアコン付けたり、
90~100キロくらいで走ったり)でのこの結果に満足。




総走行距離は1306キロ。
よく走りました。

家族にお遍路道中の土産話の後、夕方5時には布団に入り、
久々に12時間以上寝たのでした。
やっぱり疲れていたようです。


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お遍路 高知県 終了

2010年09月25日 | お遍路 同行二人
4時に目覚め、昨日車を泊めておいた歩き終えた場所へ移動。
今日は山歩きになるため、暗い道を歩くのが怖く、少し明るく
なるまで車内で待つ。




明るくなってきたので出発。朝焼けが綺麗。
四国のお遍路では、自然の美しさに感動してばかりです。




海岸を離れ、山へと向かいます。

歩く正面には山が見える。
正面に山が見えるということは、その山を越えていくのです・・・。




山道に突入。
山越えではありますが、古道といった険しい山道のお遍路道
ではなく、舗装されている道がほとんど。



今日も雲一つ無い超快晴。
気温は上がるものの、熱すぎるということは無く、適度な風も
あって快適。ただし、日差しは強く、昨日の海岸線で焼かれた
皮膚が悲鳴をあげてきます。昨晩のお風呂でも痛かった・・・。
今日もすでに皮膚は真っ赤です。タオルで汗を拭くのも痛い・・・。




さらにいたわっているつもりでも、これだけ歩いていると足も痛
くなる。靴を脱いで、熱をとってやると楽になります。
今までの経験から、足を守るためにテーピングをするようになり
ました。




歩いていると、前方に犬の散歩をしている人を発見。
ところが近づいてみると・・・、

うりぼうじゃん!(猪の子ども)

趣味で昔から飼ってるそうです。
大きくなると100キロを越えるんですって。




さらに歩き続けていると、どうにも足が痛い。ずっと横に流れて
いる川に降りることができないか探していたのですが、ついに
発見!足を突っ込むと冷たくて気持ち良いことよ。快感。




山を登り続けるとダム湖に到着。高いところが苦手な私は覗き
込むと怖い・・・。足早に退散。




朝から30数キロ歩き、ついに39番延光寺に到着。
高知県最後のお寺です。感無量。




延光寺を後にし、8キロ歩いて土佐くろしお鉄道終着駅宿毛駅
に到着。今回のお遍路終了。これで徳島・高知県の2県が終わ
りました。お遍路も折り返しです。

半分回ったことで色々考えることがあります。
その辺のことはまた後日ここに書きます。

次回はこの駅からのスタート。ここから歩いて5キロで愛媛県
に突入。

電車とバスを使って車まで戻り、車でスーパー銭湯まで戻って
帰宅に備えた食事と仮眠。夜11時。名古屋に向かい出発しま
した。




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お遍路 足摺岬

2010年09月24日 | お遍路 同行二人
朝4時起床。頭もスッキリ!ばっちり眠れました。
昨日歩き終えた場所まで車で移動し、お遍路開始。




歩き始めたのは5時頃。外はまだ暗い。
水平線がかすかに光を帯びだしている。




国道を歩いたり、山道を歩いたり、海岸を歩いたり。
わずかな距離の間でも四国・お遍路の道はふんだんに表情が
変わります。
写真の橋も今から歩くお遍路道です。橋にお遍路道と看板も
貼ってくれてあります。




歩き始めて20キロ。四国、最南端の足摺岬に到着。
38番金剛福寺を打った後、足摺岬の岸壁へ。




昨日までの天気とはうって変わり超快晴、好天に恵まれた
足摺岬の海はめちゃくちゃ綺麗でした。
なんて海の青さの美しい事よ・・・。
随分長い時間、見とれてしまいました。




足摺岬での私のお遍路姿、ご披露。




昨年、沖縄に行きましたが、その時より海を綺麗に感じました。

今回は打ち戻りということで、来た道を戻ります。目指すは20
キロ離れた場所に置いてある自分の車。




帰り道、大岐浜の波打ち際を歩く。
1600メートルにわたる白い砂浜。




四国最南端に相応しい豪快な波。
サーフィンをしている人が数多くいました。
ウエットスーツを着ている人の横を通り挨拶するのは白装束に
傘をかぶった私。このアンバランスさも四国故の光景か。




ちなみに朝は暗かったので、国道を歩いていた時、この砂浜へ
の誘導の看板に気付かず、国道を歩いてしまいました。
朝焼けの中、ここを歩いたらどんな風だったか・・・、少し心残り
です。




足摺岬から20キロ、今日の合計40キロ歩いて、朝、車を泊め
ておいた場所に到着。愛車を見ると、自分の家に帰ったようで
ホッとします。まあ、お遍路中は、本当に車が自宅なのですが。

時間は17時。まだ歩けそうではありますが、朝5時から歩いて
いることと、前回のお遍路でかなり無理をして足を痛め辛い思
いをした経験から、足をいたわろることを学んだ結果です。

車に乗り込み、ベースキャンプのスーパー銭湯まで20キロ走り、
昨日と同じようにお風呂に入り、スーパーで買い物し。

ちなみに私はスーパーの買い物が大好きで、名古屋と売られ
ている物のとの違いを見たり、名古屋で見かけない食べ物を
見つけるのが楽しい。海に近いだけあって、刺身はこちらの方が
上等な気がします。

車内で食事(とお酒)を満喫し、21時前に眠ったのでした。


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お遍路 四万十川

2010年09月23日 | お遍路 同行二人
今回で5回目となるお遍路。
予定通り歩ききると、徳島県に続き高知県が終了し、全体の
半分歩いたことになります。

昨晩20時に自宅を出発するものの、目指す四万十川のほとり
までは遠く、名古屋から車で630キロ。平均90キロで走っても
丸々7時間はかかります。途中仮眠(興奮して2時間くらいしか
眠れませんでしたが)を取りながら運転を続け、朝7時過ぎに
到着。

到着後、車を置き捨て、さっそくお遍路開始。
曇り空で雨が降りそうな気配。ちなみに名古屋では雷雨だった
そうです。




2時間近く歩き、一度訪れたいと願っていた四万十川及び四万
十大橋に到着。期待しまくって覗くと・・・、う~ん思ってたのと
ちょっと違う・・・。

こんな橋を↓を期待してたんですが、


(四万十川に架かる佐田沈下橋:ネットで見つけた写真です)

ごく普通にどこにでもある橋でした。




さらに曇り空だったせいか、川の色も暗く・・・、感動が少ない。
これなら私の大好きな長良川の方が素敵だ。
もっと上流の方を見た方が良かったかな?またいつか訪れよっ
と。

この後、ひたすら足摺岬に向かって歩くのですが、睡眠時間
2時間と長距離運転がたたったのか、頭がまったく働かず、
物事を考えることも出来ず、疲れた体で苦行のようにひたすら
歩く。車に戻るために乗らなくてはいけないバスの時間の都合
もあってですが、30キロ歩いたところでギブアップ。

高知西南交通バスと土佐くろしお鉄道を使い、車に戻る。




出発前に塾長に教えてもらっていた、中村駅近くにあるスーパー
銭湯(天然温泉)に到着。この銭湯の周りには、大型ースーパー
やレストラン、コンビニに100円ショップまで何でもそろっている

温泉に入る前、お店の人に朝まで車を駐車場に泊めておいて
良いか尋ねると、OKの返事。これで気楽に車中泊できます。
この地が高知滞在中のベースキャンプに決定。




さっそく温泉に浸かって汗を流し、近所のスーパーで晩ご飯の
お買い物。さっと眠りたいので、眠り薬代わりにお酒も購入。

土佐のカツオに宿毛のブリを使ったブリ丼を買って、車内にて
食事。お酒も疲れた体にほどよく染み込み、9時前には寝て
しまいました。


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お知らせ

2010年09月22日 | お遍路 同行二人
けんけん日記を覗いてくださり、ありがとうございます。
9月22日(水)18:00。只今より、お四国へお遍路に
行って参ります。その間、ブログの更新ができません。
(iPadは持って行きますが、更新はしない予定です)

26日(日)に帰宅する予定です。
帰宅後、ブログの更新をいたします。

数日分まとめて書くので、更新するのにけっこう時間
がかかるかもしれません。

では、行ってきます!

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お遍路に行ってきます

2010年09月22日 | お遍路 同行二人
今日、夕方より、お遍路に行ってきます。

26日の日曜日までお遍路をする計画でいます。四国最南端
である高知県の足摺岬を歩くおよそ120キロ。

勇んで出発したいところですが、実は歩く準備がまったく
出来ておらず、本当に歩ききれるのか不安でいます。

お遍路で何日も連続して長距離を歩くのに、事前にまったく
歩く訓練なしで挑むのは無謀で、それなりに歩き慣れておか
なければなりません。しかし、最近は会社に新しく印刷機が
入るなどで忙しく、なかなか時間がとれず、まったく歩けて
おりません・・・。何よりも最近でこそ、やや涼しくなってきまし
たが、先日までの猛暑の中、歩く気力などまったく湧きませ
んでした・・・。

おかげさまで、社業も大変忙しく、また次の週には九州への
旅行が控えていることもあって、正直、行きづらいこともあり、
心の中ではこんな状況で、さらにまだまだ暑い中行くことも
あるまい。1ヶ月延期した方が、良さそうだと思うものの、
連休や仕事など、色々考慮すると、やはり今週が最適。

今から少しでも準備をと3日前10キロ、2日前は15キロと
歩いてきました 。(まるで足りない、焼け石に水ですが・・・)
本番直前は歩かず足を休めておいた方が良いのは経験で
分かってますので、昨日、今日と足を休めております。

今回もハードな行程ですので、無事予定通り歩ききれるか、
不安や心配を抱えておりますが、いざ当日となったらやたら
テンションが上がってきました。明日は一度訪れたいと願っ
ていた日本最後の清流「四万十川」も渡ります。

今回予定通り歩くと高知県を歩き終わり、お遍路も全体の
半分を終えることになります。

気合いを入れて、行ってきます!


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歩き出した! ものの・・・

2010年08月17日 | お遍路 同行二人
来月お遍路に行く予定です。

残暑が強いであろう9月のお遍路なので、今から体を
鍛えておかなくてはと、昨日から往復11キロの徒歩通勤を
復活しました。

ところが、歩いて会社に向かうのは気持ちいいものの、
暑さのため会社に着いた頃は上から下まで汗でビタビタ・・・。
まるで頭の上からシャワーを浴びたよう。

これではお客様の所へ行けません。
幸い、昨日はほとんどのお客様が休みだったから良かった
ものの、今日の朝は徒歩通勤を1日にして断念・・・。

かといってお遍路のためには歩いて鍛えなくてはならない。
仕方ないので、夜、帰宅後に歩くことにしました。
雨さえ降らなければ、毎日8~10キロくらい歩こうと思います。
ついでにダイエット効果も期待しよう。

ただ、目的地の明確じゃない、自宅の周りをぐるぐる
回るだけなんて歩きは、ひたすら退屈なんだな~。

継続できるかは、甚だ疑問だったりするのです。

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はがき

2010年05月21日 | お遍路 同行二人
5月1日のブログの中で書いたことですが(下記参照)、
お遍路中、小学生から預かったハガキのことを、すっかり
忘れていて・・・、慌てて書いて投函しました。




何故、忘れていたかというと、お遍路から帰ってきてすぐに
書こうとしたのですが、
「どうして歩いているんですか?」
の問いを、小学生に分かり易く書こうとするとなかなか難しく、
そのうち放置・・・。

それらしい嘘を書くわけにもいかないし、かといって私の心の
奥深いところにあるものを表現しようとすると、これまた難しい・・・。

それでも何度も書き直し、小学生にも分かるであろう文章を
完成させました。かなりめんどくさい作業ではありましたが、
意外にも自分の考えを整理することができ、こんな機会を
与えてくれたことに、こちらが感謝することとなりました。

返信したハガキが、少しでも役にたつなら幸いです。



(5月1日のブログより)




ある小学校の前に、お遍路さんへの呼びかけがありました。
6年生の児童がおこなっているようなのですが、お遍路さんに
「どうして歩いているんですか?」
の質問を投げかけ、学校宛の住所が書かれたハガキも用意し
てありました。また、お遍路さん用にと児童が作ったお守りも
置いてありました。これは協力してあげなくてはと、後日返信
するためにハガキをもらい、お守りを頂戴しました。





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お遍路日記 面白かった・気になった風景

2010年05月05日 | お遍路 同行二人
お遍路で歩いていると、これ何?なんてことに出くわします。
ついつい写真に撮ってしまうので、ここで公開。





海岸沿い、防波堤の内側。素晴らしい海の眺めを堪能してく
ださいとのことでしょうか?ベンチが立派な台座の上に鎮座
しています。こんな立派なベンチも珍しい。





線路の沿線。電車への標識だと思うのですが、「停車」の文字
の下に「?」が。「?」とは何を意味するのだろう。





こういっては失礼ですが、空き地だらけの田舎にある賃貸住
宅。1階が部屋ではなく吹き抜けになって駐車スペースになっ
ている。建物を2階建てにして隣に普通に平面駐車場を作っ
た方が良いように思うのですが・・・。




普通の押しボタン式の信号ですが、ボタンを押してから青に
なるまでの長いこと。私の住んでいる名古屋では、押すとす
ぐに変わるのですが。地域性でしょうかね。(しばらく青になっ
ていなかった場合です。一度青にして赤に戻った信号は、す
ぐにボタンを押しても一定時間は赤になりません)





歩道に何人もの隠れた警察官の姿が、取り締まりか?
気の毒に、私の目の前で捕まりました。ご愁傷様。シートベ
ルトかな。




高速道路サービスエリアにあったカップぶードルの自動販売
機。シーフードヌードルだけが2つある。一番人気ということで
しょうか?




四万十市に四万十町。最近張り直された跡からも平成の大
合併で変更されたに違いない。隣どおしでこんな市名と町名、
揉めたんじゃないだろうか・・・?





宙に浮く家だそうです。その名も「エアー断振住宅」。
理屈は空気で家を浮かせる。
凄い技術だ。聞いたことがない。なぜ全国区にならないの
だろう?





まさに海の隣に田んぼが。数メートル隣は海岸。塩害って
おこらないのかな?





鯨ウォッチングの看板がいたるところに掲げてあるのですが、
どれも市外局番が無い。地元の人向けの企画なんでしょうか?

コメント (2)
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渡し船

2010年05月04日 | お遍路 同行二人
渡し船って乗ったことありますか?
時代劇などに出てくることがありますよね。橋の無い場所で
小さな小舟に人を乗せ、船頭さんが艪を漕ぎながら渡ってい
く。これの現代版に乗船しました。

歩き遍路に乗り物は御法度ですが、渡し船だけは認められ
ています。昔からの名残なんでしょうね。私もせっかくの機会
なので、あえて乗船してみました。




渡し船を使わないと、写真の浦戸大橋を渡ることになります。
(この橋の先に桂浜があります)
渡し船に乗ってみたかったこともありますが、あの橋を渡ると
けっこう遠回り。何より、ものすごく高い橋で歩くのが怖い・・・。
3月の長男との旅行で、車でですが2往復しています。




渡り船乗り場に到着。まだ誰もいない。船も無い。しばし待つ
ことに。(ここで別項に書いたお接待を受けます)




しばらくすると子どもを中心に続々と人が集まってくる。随分
地元の人に活用されているようです。ちなみにこの渡り船は
県営で、無料で乗船できます。日中は1時間に1本くらい。




分かりにくいですが、渡り船に乗船。




出港しました。渡る距離はおよそ600メートル。




浦戸大橋が見えます。
これは楽ちんです。無いと地元の人は大変だと思います。




対岸の船着き場が見えてきました。




到着してゲートが開く。
皆、勢いよく飛び出していきます。




ゲートが閉まりました。
短い時間でしたが、みなかなか楽しい経験でした。


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お遍路日記 食事

2010年05月03日 | お遍路 同行二人
普段は朝食を食べる習慣はありませんが、お遍路中は別。
特に朝食をしっかり食べなければ体が持ちません。
朝昼晩としっかり食べました。しかし今回の食事はすべて外食。
コンビニやスーパーの弁当・総菜・おにぎりばかり。
普段の自宅での食事が恋しくなりました・・・。


1日目
朝 讃岐うどん。(高速道路SA)
昼 持参のお弁当。
夜 コンビニで総菜とおにぎり。(ローソン)

2日目
朝 すき家の牛丼。
昼 かつおのたたき定食。(かつお船・かつお道場)
夜 スーパーで総菜の買い出し。かつおのたたき。スパゲティー。サラダ。

3日目
朝 すき家の牛丼。
昼 コンビニでおにぎり。(スリーエフ)
夜 チキン南蛮弁当。(ほっかほっか亭)

4日目
朝 カップヌードル・おにぎり。(サークルK)
昼 ウナギ巻・バナナ。(スーパー)
夜 かき揚げ丼&焼きそば弁当。(ほっかほっか亭)

5日目
朝 カツ丼弁当。(スリーエフ)
昼 たこやき・土佐かつお巻・豚まん。(道端・スーパー・道の駅)
夜 肉うどん&チラシ寿司定食。(高速道路SA)





2日目の昼食。41塾のボスに勧めてもらったことのある「かつ
お船・土佐タタキ道場」で食べました。3月、長男との旅行で
来たかったのですが、超満員で入れず、今回再度訪れました。




ここはお客さんが自らかつおを焼いて食べる店。




どうもこのお店は、焼きたい人が焼くのではなく、自ら焼かね
ばならないお店で、私も焼くつもりでいました。しかし疲れが
顔に出ていたのでしょうか?お店の人が焼きましょうか?と
言ってくれました。ありがたい。お願いしました。
やってみたかったのですが、疲れでそれどころじゃありません
でした。写真は私のかつおが焼かれているところ。




本当はご飯の盛りつけなどすべてセルフサービスなんですが、
私だけ全部やってもらってしまい、席まで運んでいただけまし
た。きっとお接待の一つなんだと思います。ありがたや。とて
も美味しかったです。元気がでました。




その夜、スーパでもかつおのタタキを買って食べてみました。
陳列棚に並んでいる量も半端じゃない。地元産(土佐産)と
書かれているところが素晴らしい。さすが土佐ですね。これは
これで美味しかった。名古屋で買うものとはひと味違っていま
した。ちなみに名古屋でよく見かける「解凍」なるものはどこに
もありませんでした。




外食ばかりしていると、野菜不足が心配になり、目につくたび
に食べるようにしてました。




15個入り350円のたこ焼き。安っ!。名古屋だと8個400円
くらいでしょうか?美味しかったですけど、値段相応でした。


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車中泊

2010年05月02日 | お遍路 同行二人
今回はすべての宿泊が車中泊。




どこでも快適に眠れる訳ではありません。場所の選定はしっ
かりしなくては。行程の都合上、1~3日目までの夜は高知
自動車堂の南国SA(サービスエリア)にしました。高速道路
のSAは飲料や軽食など完備で、トイレもあり、車中泊する人
が多く安心感があります。わざわざ南国SAへ行くために南国
ICから乗り、次の日高知ICから降りるということを3日繰り返し
ました。




なんて書きながら、本格的な?SAでの車中泊は始めて。
実際に現場を見てみると・・・、全ての窓をサンシェードで覆う
などしたフル装備の車が多数。心強かったです。私も前面は
今回購入しておいたサンシェードで隠しました。




1日目の宿泊。明け方5時頃。がら空き。かなりゆとりがあり
ます。




2日目の明け方。起きてみると凄い車の量にびっくり。駐車
スペースの無視も甚だしい。とにかく止められる場所があれば
止めるといった感じ。この日は30日の夜。明日からGWが
本格的に始まるからと思われます。昨日は世間的にはまだ
GWでは無かったのでしょう。何せ私も会社を休ませてもらっ
ているのですから。




3日目の明け方は2日目より凄かった。何が凄いって、本線
に合流するための加速レーンにまで目一杯駐車してありまし
たから・・・。危ないよ、これは。
人気SAで車中泊するなら早めに場所の確保が必要なようで
す。写真は加速レーンではありません。さすがにそこの写真
は運転しながら撮れません。




4日・5日目は窪川にある道の駅。あぐり窪川。
ここも環境はSAと似たような感じ。ここも人出(車出?)で
一杯でした。




車中泊で困るのがお風呂。高知には馴染みの銭湯(1度しか
行ったこと無いけど)があるため、SAに向かう前にここで入浴
しました。が、窪川では銭湯を見つけられず、2日間とも濡らし
たタオルで体を拭き、頭はペットボトルの水を使ってササッと
洗う。こんなことに備えてお遍路に出発する前、散髪し髪の毛
を短くしておき正解でした。それにしても暑い中40キロも歩い
た後はお風呂が恋しかったです。




車中での睡眠はこんな感じ。助手席とその後ろの席でベットを
作っています。この写真は上体を起こして足元を撮影しました。
お遍路中、日中は暑かったものの、夜は冷え込みました。
これは車中泊には有り難かったです。車に持ち込んだ布団や
毛布にくるまって気持ちよく眠れました。


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悲劇、足が・・・、泣けた・・・。

2010年05月01日 | お遍路 同行二人
毎日、40キロも歩いていると、足がかなり痛んできます。
って言うか、歩くことが楽しいのは初日だけ???

2日目からはだんだん足が痛み出し・・・、4日目の朝などは
最初の1歩が出ない・・・。激痛に耐えながら一歩一歩踏み
出して歩く。これを後10時間やるの・・・?気が遠くなる。
正に苦行・・・。

痛みの原因ですが、筋肉痛などはありません。2月末から
おこなっている徒歩通勤など日頃の成果がでたようです。
問題は長時間歩くことで起こる豆と爪の痛み。テーピング
したり潰したりと様々な対応をします。ちなみに足首から上
は何ともないのです。足首から下を交換できたらどれだけ
気持ちよく歩けるか・・・、なんてアホなことを考えてしまい
ます。




休憩時には靴を脱ぎ、靴下も脱いで素足になります。
足がもの凄い熱を持っているので冷ましてやります。




川など見つけた時には浸かってしまいます。気持ちいい・・・。
快感。

そんな痛みに耐えながらお遍路を続けています。
ですから、午後3時も過ぎると後10キロ、後9キロと念仏の
ように唱えながら歩き出します。そんな4日目の午後、悲劇
が起きました・・・。

痛みに耐え、極限の状態で歩いていると、ちょっと道を間違え、
30メートル無駄に歩いただけでも泣けてきます。10メートル
なら何とか我慢できるか。

何と、そんな状態で3キロ戻るハメに・・・。




ある小学校の前に、お遍路さんへの呼びかけがありました。
6年生の児童がおこなっているようなのですが、お遍路さんに
「どうして歩いているんですか?」
の質問を投げかけ、学校宛の住所が書かれたハガキも用意し
てありました。また、お遍路さん用にと児童が作ったお守りも
置いてありました。これは協力してあげなくてはと、後日返信
するためにハガキをもらい、お守りを頂戴しました。




何か良い気分になりながら、再び歩き始める。




遠くから見るとこんな感じでした。

しばらくたって、ふと違和感が・・・。何かおかしい・・・。なんだ?
あっ!!! 金剛杖が無い!!! どうした? 色々思い出し
てみる・・・。小学校のあそこか? そういえばさっき写真を撮
ったはずだ。写真を拡大して確認してみると、




あった・・・。
やっぱり小学校に忘れてる・・・。
ここから小学校まで3キロ・・・、往復は・・・。
30メートルでも泣きが入るのに、片道3キロって・・・。

金剛杖はお大師様(空海)。この杖と歩くことでお大師様と共
に歩いていることになる(同行二人)。今まで一緒にお遍路を
続けていただいた金剛杖を失うわけにはいかない。
来た道を戻るしかない。歩いて歩いて小学校まで戻ると、




あった。

喜びと共に、疲れた・・・、これからどうしよう。
今日の予定の所まで今から歩いたら9時近くになってしまう。
こんなお遍路道、夜間には危ない。疲れもピークだ・・・。

ついに心が折れてしまい、タクシー会社に電話する。
(もちろん明日はここから歩き始めるのです。今日はここで
やめてしまい、予定の場所までタクシーで行き、明日、タク
シーでここまで戻る)
調べておいたタクシー会社に電話したのですが、この電話
番号は現在使われておりませんのメッセージ。潰れたか、
廃業か・・・。
これもお大師様の思し召しか・・・。歩けと言うことだな・・・。

意を決して、歩き出す。
真っ暗な中、足を引きづって目的の駅に到着。

お遍路を始めて一番きつい出来事でした。


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お遍路日記 お接待

2010年04月30日 | お遍路 同行二人
それほど頻繁にお接待を受けるわけではありませんが(過去
には2回)、今回は3度もお接待をいただきました。

お接待とは?を一番下に記しておきました。ご覧ください。




渡し船乗り場で、ベンチに座り渡し船を待っていた時のこと、
お婆さんがやってきて隣に座り、私に手を差し出しながら話し
かけてきました。




「お遍路さん、少なくて申し訳ないけど受け取ってください。」
と私に200円を差し出します。
正直、現金は始めてのことで戸惑っていると、
「収入が少ないからこんなんですみません。ジュースでも買
ってください。」
と言われます。お接待は受けるべきものとの教えから、
「ありがとうございます。」
と受け取ると、
「私は体も悪くお参りができません。よかったら参拝するとき
私の健康祈願もお願いできないか」
と言われます。
「必ずさせていただきます。」
とお返事しました。




その後、しばらく雑談をした後、お婆さんは立ち去られました。

以前のお遍路ブログでも書いたことがありますが、私ごときに
こんなもったいないことをの思いが駆けめぐります。私にできる
せめてものことは、心を込めて精一杯お参りすること。
この日、一日、納経時(本堂・大師堂で般若心経を唱える)に
は、お賽銭も私の分とお婆さんの分を入れ、必ずお婆さんの
健康祈願を念じました。

私の行動が少しでもお婆さんのお役に立てればと願います。




海岸沿いを歩いていると、お婆さんに
「お遍路さん、のどが渇いたら食べな」
と冷たく冷えた小夏を頂きました。

美味しく、のどが潤いました。
ありがとうございました。





ある峠を越えようと入り口に差し掛かった時、お婆さんが
「お接待させてください。是非そちらに腰掛けて」
とテーブルに案内されました。

今から歩く峠のことを色々説明してくださりました。
お婆さんは家から畑からお遍路さんを見かけると声をかける
ようにしているそうです。お遍路をしている者には本当に励み
になる方です。




お茶・お菓子・手縫いの巾着袋までくださりました。

私がお接待を受けるほどの人間だなんて思っておりません。
ただ、こうやって恥じ入りながらもお接待を受けることが私の
修行になるのだと思います。

こんな想いをさせていただける環境はなかなかありません。
お大師様に感謝です。


※お接待とは。
遍路の道中、見知らぬお婆さんが「お茶でもどうぞ」と招いて
くださるなんてことがあります。それは巡礼者に施しをくださる
慣習「お接待」です。
お接待は「行けない私の分まで宜しくお参り下さい」という代参
の意味でもあったり、お接待自体がその方の行でもあり功徳と
なるからです。ですから参拝の際には、お接待をして頂いた方
の分までお参りするという気持ちで参拝したいものです。

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