今回は愛車エスハイで宿泊しながらお遍路するという、ちょっと
変わった手法をおこなってみました。
たまたま、今回歩く予定のお遍路道沿いに鉄道が走っており、
上手にやりくりすると、車を置いてある駐車場から出かけたり、
歩き終わった所から戻ったりすることができたのです。歩く
距離や時間調整には苦労させられましたが、終わってみれば
想像以上に上手くいきました。
車を駐車したのは19番立江寺の駐車場。ここは700坪ある広大
な駐車場で、1回300円の有料ですが、入るときに自動支払機
に支払えば、あとはいつまででも留めていられるようです。横に
は民家があり安心感もありました。一番気にしていたのはトイレ
の問題だったのですが、すぐ近くに立江寺があり、そのトイレを
使わせてもらえました。ちなみに、夜中にもトイレにいきましたが、
いつから私は夜中にお寺に行ってトイレに入れるほど肝っ玉が大き
くなったんだろう・・・と感心しておりました。以前なら恐くて
近寄れなかった・・・。お寺に馴染んできたのでしょうか?
問題になったのは2つ。食事とお風呂でした。この駐車場の
ある場所はど田舎でして(まあ、お遍路道中はどこもど田舎です
けど)、近所に飲食店すらありません。コンビニさえも。
不思議なことに酒屋はいっぱいあるんですけどね。お酒の入手に
は苦労しませんでした。仕方ないので夜、車に戻ると駐車場から
車を出し、10㎞離れたコンビにまで買い出しに行くのでした。
次の日の朝食も一緒に買って駐車場に戻り、また300円払って
止める。300円が何かもったいないな~なんて思いましたが
仕方ない。止めさせてもらえるだけでありがたい。
2日目からはもう少し離れたところにスーパーを発見し、地元の
食品や刺身などを手に入れることが出来、楽しい夕食となりま
した。お酒もがっつり飲みました、美味しかった。
結局最後までクリアできなかったのはお風呂でした。
何と道中一度もお風呂に入らず・・・、ばばちい・・・。
銭湯を見つけられなかったのでしかたなかったのですが、何も
しなかった訳ではありません。こんなことも想定して、2リットル
のペットボトルを沢山車に積んでいっていたのです。
タオルを水に浸し、体を拭くのです。原始的な方法ですが
やるとやらないでは大違い。かなりサッパリします。綺麗になっ
たかどうかの判断基準は、腕とかをちょっと舐めてみて、しょっ
ぱくなくなったら綺麗になったことにしました。
何せ1日遍路してくると、腕などには塩の結晶がついてるかの
様な状態になり、ものすごくしょっぱくなっているのです。
ここまでしょっぱくなるのも、汗を大量にかくから。1日のお遍路
でペットボトル10本くらい飲料を購入して飲みましたからね。
ちなみに頭だけはちゃんと洗いました。今回、発見というか
知ったのですが、私くらいの髪の短さと量???であれば、
2リットルのペットボトルの水で洗えてしまいました。車の陰に
隠れ、泡のついた頭に、ペットボトルの水を振りかけている姿は
やや情けないですが、綺麗になりました。水でやるところが少し
冷たかったりしましたが、エスハイでドライヤーが使えたので
大助かり。しっかり乾かしさっぱりしました。
それにしてもエスハイでの生活は快適でした。これならエス
ハイの中で暮らすのもありかな?なんて思ってしまいました。
ご飯食べてお酒飲んで寝るだけなら、あまり自宅での生活と
変わりませんでした。(笑)