けんけん日記 ~おもしろき こともなき世を おもしろく~

名古屋にて某会社を経営、その実態はトライアスリート&四国お遍路公認先達、そして「モノノフ」。(笑) 日常を綴っています。

お遍路 2日目

2009年11月22日 | お遍路 同行二人
何とか十分な睡眠もとることができ、快適な目覚め。
今日中に室戸岬・最御崎寺に到着したい私は5時起き
で6時前に出発。




歩くのはひたすら海岸線。右には山が見え、左には海が見え
る。その間にある国道55号をひたすら歩く。

1時間ほど歩いた頃、女性に抜かれる。あれっ?昨日同じ宿に
泊まった人かな。それにしても凄いスピードだ。抜かれざまに
おはようございますと一言だけお互いが挨拶。

しばらく歩くとその女性が休憩している。歩くの早いですね~
と声をかけると、でもすぐに休まないと駄目なんですとのこと。
それではまたすぐに抜かれるかもしれませんが、お先です~
と私は歩き続ける。しばらくすると抜かれる。また休憩して
いる彼女を抜く。また抜かれる。

笑えるくらいこんなことを繰り返した。あんまり繰り返すから
それなりに話しもして東京から来ていて、後数年で40になり、
それまでに結願したいということを知った。

この後も何度か繰り返したのだが、私が食事をすることで抜き
つ抜かれつは終了した。ちなみに次に泊まる宿は違うのでもう
出会うことはないだろう。




しばらく歩くと奇っ怪な岩を発見。




近づいてみると夫婦岩とある。こんな所にも夫婦岩があるんだ。
三重県二見にある夫婦岩に慣れている私には、随分ごっつい
スケールの大きな夫婦岩に見えました。




正午過ぎ、ついに恐れていたことが起こった・・・。
雨が降ってきた。
私がお遍路を始めて、初めてのことである。今回はある程度
予測していたので、レインコートやポンチョを用意していた。
さっそく身につけ、歩き始める。冷たい雨に体温を奪われ
身体が凍える・・・。お遍路は気持ちいい楽しいばかりでは
ないことをあらためて知りました。それでも歩みは止めず、
いざ室戸岬へ。




ついに室戸岬に到着。
雨が降っているのが残念でしたが、雨の中観光をしました。
これは19才の修行中の空海の姿。青年大師像。巨大です。




訪れるのを心待ちにしていた、御厨人窟(みくろど)。
左がお大師様が住居とされた洞窟。右が修行をされた洞窟。
1200年前に思いを馳せながら、お大師様を感じました。
感慨無量。




御厨人窟からみた外の景色。青い空を見えなかったことは
残念。またいつか訪れたいと思います。




御厨人窟の近く。お大師様が行水の修行をおこなわれた池。




最後に訪れたのは、幕末の志士、坂本龍馬と一緒に凶刃に
倒れた中岡慎太郎の像。龍馬のものに比べるとスケールは
違いましたが、中岡慎太郎を近くで感じることができたこ
とに嬉しさを感じたのでした。

これからこの高知ではいくつもの史跡に巡り会うことがあ
るでしょう。それを心から楽しみにしているのです。

今日の最後は雨の中、像の後ろにある山を登り、最御崎寺
にたどり着き、お寺にある宿房に宿泊しました。
凍えきった身体にお風呂が気持ち良かった。生き返りました。





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