それほど頻繁にお接待を受けるわけではありませんが(過去
には2回)、今回は3度もお接待をいただきました。
お接待とは?を一番下に記しておきました。ご覧ください。
渡し船乗り場で、ベンチに座り渡し船を待っていた時のこと、
お婆さんがやってきて隣に座り、私に手を差し出しながら話し
かけてきました。
「お遍路さん、少なくて申し訳ないけど受け取ってください。」
と私に200円を差し出します。
正直、現金は始めてのことで戸惑っていると、
「収入が少ないからこんなんですみません。ジュースでも買
ってください。」
と言われます。お接待は受けるべきものとの教えから、
「ありがとうございます。」
と受け取ると、
「私は体も悪くお参りができません。よかったら参拝するとき
私の健康祈願もお願いできないか」
と言われます。
「必ずさせていただきます。」
とお返事しました。
その後、しばらく雑談をした後、お婆さんは立ち去られました。
以前のお遍路ブログでも書いたことがありますが、私ごときに
こんなもったいないことをの思いが駆けめぐります。私にできる
せめてものことは、心を込めて精一杯お参りすること。
この日、一日、納経時(本堂・大師堂で般若心経を唱える)に
は、お賽銭も私の分とお婆さんの分を入れ、必ずお婆さんの
健康祈願を念じました。
私の行動が少しでもお婆さんのお役に立てればと願います。
海岸沿いを歩いていると、お婆さんに
「お遍路さん、のどが渇いたら食べな」
と冷たく冷えた小夏を頂きました。
美味しく、のどが潤いました。
ありがとうございました。
ある峠を越えようと入り口に差し掛かった時、お婆さんが
「お接待させてください。是非そちらに腰掛けて」
とテーブルに案内されました。
今から歩く峠のことを色々説明してくださりました。
お婆さんは家から畑からお遍路さんを見かけると声をかける
ようにしているそうです。お遍路をしている者には本当に励み
になる方です。
お茶・お菓子・手縫いの巾着袋までくださりました。
私がお接待を受けるほどの人間だなんて思っておりません。
ただ、こうやって恥じ入りながらもお接待を受けることが私の
修行になるのだと思います。
こんな想いをさせていただける環境はなかなかありません。
お大師様に感謝です。
※お接待とは。
遍路の道中、見知らぬお婆さんが「お茶でもどうぞ」と招いて
くださるなんてことがあります。それは巡礼者に施しをくださる
慣習「お接待」です。
お接待は「行けない私の分まで宜しくお参り下さい」という代参
の意味でもあったり、お接待自体がその方の行でもあり功徳と
なるからです。ですから参拝の際には、お接待をして頂いた方
の分までお参りするという気持ちで参拝したいものです。
には2回)、今回は3度もお接待をいただきました。
お接待とは?を一番下に記しておきました。ご覧ください。
渡し船乗り場で、ベンチに座り渡し船を待っていた時のこと、
お婆さんがやってきて隣に座り、私に手を差し出しながら話し
かけてきました。
「お遍路さん、少なくて申し訳ないけど受け取ってください。」
と私に200円を差し出します。
正直、現金は始めてのことで戸惑っていると、
「収入が少ないからこんなんですみません。ジュースでも買
ってください。」
と言われます。お接待は受けるべきものとの教えから、
「ありがとうございます。」
と受け取ると、
「私は体も悪くお参りができません。よかったら参拝するとき
私の健康祈願もお願いできないか」
と言われます。
「必ずさせていただきます。」
とお返事しました。
その後、しばらく雑談をした後、お婆さんは立ち去られました。
以前のお遍路ブログでも書いたことがありますが、私ごときに
こんなもったいないことをの思いが駆けめぐります。私にできる
せめてものことは、心を込めて精一杯お参りすること。
この日、一日、納経時(本堂・大師堂で般若心経を唱える)に
は、お賽銭も私の分とお婆さんの分を入れ、必ずお婆さんの
健康祈願を念じました。
私の行動が少しでもお婆さんのお役に立てればと願います。
海岸沿いを歩いていると、お婆さんに
「お遍路さん、のどが渇いたら食べな」
と冷たく冷えた小夏を頂きました。
美味しく、のどが潤いました。
ありがとうございました。
ある峠を越えようと入り口に差し掛かった時、お婆さんが
「お接待させてください。是非そちらに腰掛けて」
とテーブルに案内されました。
今から歩く峠のことを色々説明してくださりました。
お婆さんは家から畑からお遍路さんを見かけると声をかける
ようにしているそうです。お遍路をしている者には本当に励み
になる方です。
お茶・お菓子・手縫いの巾着袋までくださりました。
私がお接待を受けるほどの人間だなんて思っておりません。
ただ、こうやって恥じ入りながらもお接待を受けることが私の
修行になるのだと思います。
こんな想いをさせていただける環境はなかなかありません。
お大師様に感謝です。
※お接待とは。
遍路の道中、見知らぬお婆さんが「お茶でもどうぞ」と招いて
くださるなんてことがあります。それは巡礼者に施しをくださる
慣習「お接待」です。
お接待は「行けない私の分まで宜しくお参り下さい」という代参
の意味でもあったり、お接待自体がその方の行でもあり功徳と
なるからです。ですから参拝の際には、お接待をして頂いた方
の分までお参りするという気持ちで参拝したいものです。