Catch Ball

修業の時計を止めない教師でありたいです。

走り幅跳びの基礎技能

2009-08-22 00:15:40 | 体育
 走り幅跳びの基礎技能として,根本正雄氏は次のように挙げている。

(1)川跳び
(2)輪跳び
(3)立ち幅跳び
(4)跳び箱からの走り幅跳び
(5)ロイター板からの走り幅跳び
(6)踏み切り板からの走り幅跳び

 川跳びは地面にラインを引き,連続して跳んでいく。
 川幅を変えておき,自分の跳びやすいところ選択させる。そこが跳べるようになったら,もう一段階広い幅のところに挑戦させていく。
 踏み切りは右足だけでなく,左足でもできるようにする。両方の足で踏み切れるようにしていく。

 輪跳びは,輪を使ってのケン・パー跳びなどを行う。
 基礎感覚では片足でリズムカルに跳べればよかったが,基礎技能づくりでは膝の沈み込みができるようにしていくと,根本氏はいう。
 上に跳ぶためには,一度沈み込むことが必要である。
 輪跳びで沈み込みができるようにするには,連続跳びをさせるとよい。輪の間隔を広げるとよい。広げた輪を跳ぶには,膝を深く曲げなければならない。
鬼ごっこをしたりジャンケンゲームをさせたりしていく中で身につくようにさせていくとよい。
 これは「グリコじゃんけん」でも身につけさせることができそうである。

 立ち幅跳びでは,膝の沈み込みと両手の振り上げを意識して跳ばせることが大切である。
 立ち幅跳びによって,走り幅跳びの空中フォームができていく。

 走り幅跳びに入る前に,「跳び箱の台→ロイター板→踏み切り板からの走り幅跳び」を経験させておく。
 踏み切りが平面よりも高さがある方が,強く踏み切れる。
 しかも,引き上げ足が高くなるので,空中でのフォームもつくりやすい。

 このような基礎感覚,基礎技能づくりを,ゲーム化して低学年からきちんと指導していくことが大切である。