世界的に低炭素社会への転換が必須である状況下において、わが国も大幅なCO2削減のコミットメントを余儀なくされている。
その中でも、最近注目されているのが、国内のCO2排出量の10~20%を占めるとされる中小企業である。
現実問題として、このセクターにおける削減行動がなかなか進んでいない。日に日に厳しさの増す中小企業にとって、CO2削減などは、経営課題として優先度が高くない。この優先度を高めるためには、儲かる省エネ、経営改善につながるエネルギー管理というような発想転換とそれを促す仕組みが必要だと言われてきた。
しかしながら、なかなかビジネスとして成立しうるモデルがなかったのも事実。東京都などは、中小企業向けの省エネ投資に対して手厚い補助制度を出しているが、これも単なる呼び水に過ぎない。
どうしたら今後長期的に省エネが進展する仕組み作りができるのか。
これが最近の政策サイドの大きなテーマの一つとなっている。
冒頭の発表は、まさにこのテーマへの挑戦であり、小さな一歩から大きな実績へとつながる契機となるかもしれない動きである。
こうした新しい動きに、当社のようなまさに中小企業がそのシステム管理業務を担うこととなったことは、大変光栄なことであり、同時に責任も重大だと感じている。
中小企業への省エネサービスは、同じ中小企業が担う。中小企業同士が儲かる省エネを享受できる。
グリーンイノベーションの一環として、日本経済の再興の一助となることを密かに期待している。
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http://www.ets-co2.net/
ぜひとも、口コミによる参加者拡大が進むことを願っている。
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