稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

自動運転に反対。馬鹿がますます馬鹿になる。

2019年09月14日 | バイク・クルマ


ネット(Youtube)で見たニュース。

運転席でスヤスヤ熟睡 100キロ以上で自動運転?(19/08/24)
https://www.youtube.com/watch?v=AJINEKhiMI4
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時速100キロ以上のスピードで走る車の中ですやすやと寝ている男性。座っているのは助手席ではなく運転席です。 アメリカ・カリフォルニア州の高速道路で17日、ハンドルから手を離して居眠りしているドライバーの姿をたまたま隣を走行していた車がカメラで捉えました。居眠り運転の車はアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」製で、自動運転モードで走行していたとみられます。車は車線からはみ出していなかったということです。テスラは、「自動運転機能はあくまでハンドルを握るドライバーをサポートするシステムだ」としていて自動運転中の居眠りを推奨していません。
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いずれこういう事例が日本でも増えていくことだろう。

自動運転にはレベル1の運転支援から、レベル5の完全自動運転まである。

現在、市販されている車はレベル2の部分自動運転で、
加速・操舵・制動のうち複数の操作を一度にシステムが行う。
レベル3の条件付自動運転も開発は進んでいていずれ市販化される。
ゆくゆくは完全自動化になるのは目に見えている。

こうして近い将来は、スマホを見たり雑誌や新聞を見たり、
あるいは居眠りしながら運転する者が増えてくるのは必然的だと思われる。

自動運転には限界があり、とっさの時に対処出来ず事故る車が増えてくる。
それに機械は故障する。故障しない機械などあり得ない。

取り締まりを強化してもイタチごっこで人間は愚かだということを忘れている。
自動化すればより楽なほうに流れてしまう。それが自然な摂理だ。

事故が起こらないまでも、車の流れを無視した自動運転の車が
円滑な交通を妨げるのは目に見えている。

いまのうちで良い。自動運転はどうあるべきか立ち止まって考えるべきだ。
自動運転の将来を見据え、完全自動運転は公共バスに限定すべきである。
過疎化した地方、あるいは商業施設までの交通の便が悪い都市部周辺の住宅地域などで、
住民の足として完全自動運転の公共交通網を作るべきだと思う。

いまでもスマホを見ながら運転する者は毎日のように見かける。
どうやら罰則を強化するらしいが、根本的な解決になるか疑問が残る。
いまに運転しながら居眠りする者を毎日見かけるようになるのだろう。

思い出したが、エアバッグが車に標準装備されだした30年ほど前、
「エアバッグがあればシートベルトはしなくて大丈夫」と装着しないドライバーが増えた。
ところがエアバッグは1回の衝撃で開くため、衝突後に横転したりすると無意味になる。
おかげで死亡する者が出てきて「シートベルト着用」の取り締まりが強化された。

「健全なる危機感」の欠如した人間が普通にたくさんいるのが現実である。
世の中、理想どおりにはいかないものだ。
便利になればなるほど馬鹿はますます馬鹿になる。
コメント (2)
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