田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

今年も柳川のさげもんめぐりへ

2021年03月25日 | 柳川

 柳川の雛祭りである、さげもんまつりに行きました。柳川は1年ぶりです。白秋生家の近くにある市営の駐車場に車を置いて歩きます。この辺りは漁師町で恵比須信仰が強く、町のあちこちに恵比須様が祀られています。どの恵比須様も住宅街の小さな空間に鎮座しています。

 沖端近くの鬼童町にある旧戸島邸です。柳河藩武士の隠宅として建てられました。庭園は国の名勝に指定されています。

 座敷に飾られた雛飾りとさげもん。

 

 沖端の船着き場です。昨年からのコロナで川下りは大きな打撃を受けました。いまは春の観光シーズンなのですが、閑散としています。

 掘割をぶらぶらと歩きます。川下り船が来ました。

 別の舟が通り過ぎます。対岸は「御花」のレストラン「対月館」

 また舟が来ました。昨年の春に来たときは、ほとんど川を下る船の姿を見ませんでした。少しは観光客が戻ってきているようです。

 沖端界隈や掘割を散策するために、年に数度は柳川に来ていました。柳川は水郷のまち。北原白秋の繊細な詩情を育みました。私が大学生のころまではまだ水が綺麗で、親戚の家を訪れたとき、甥っ子が上流の掘割で友達と泳いでいたことがあります。

 先ほどのどんこ舟です。川下りは歩く速さなので、早足で行けば追いつきます。

 旧柳川藩主立花邸の「御花」です。いまは料亭旅館として経営されています。西洋館は明治の終わりに立花家の迎賓館として建てられました。

 中は見学できますが、レストランは休業中で見学コースも変わっていました。雛飾りも小規模になりました。まつり期間中、市内の各所で雛飾りやさげもんが展示されています。柳川では箱雛やおきあげは見掛けません。

 国の名勝「松濤園」です。掘割から水を取り入れています。

 大広間の廊下から見た西洋館。

 久し振りに団体客の舟を見ました。屋外の川下り船はコロナ感染のリスクは小さいと思うのですが。船会社もいろいろ対策をとっています。

 沖端に戻ってきました。堀端の神社は沖端水天宮。人も少なく静かなさげもんめぐりでした。

 

 

 

 

 

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4 コメント

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おはようございます、 (takezii)
2021-03-25 05:59:20
久し振りの柳川の情景、
毎度のこと、その風情といい、九州よりさんの切り取りといい、いいですね。
一度は訪ねてみたかった柳川でしたが どうも実現しそうも無く 九州よりさんのレポートで楽しませていただいています。
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松濤園 (tango)
2021-03-25 15:50:24
いい風景ですね!
何回見てもすきです!
松濤園・・・・前回立ち寄りませんでした
そして船も動いていませんでした
せいろ蒸のお結びが美味しかったです
何度見ても飽きません
感謝です。大牟田の海岸の道路が通行できるように
なりこちらからは、みやまでおりて湾岸道路から
入っていきます。
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takezii様 (九州より)
2021-03-25 19:42:43
こんばんは。
昨年は少し遠くへ行くのも憚られるようでしたので、
柳川は久し振りでした。
いつも同じようなところを歩いていますが、
掘割の風景は気持ちが落ち着くのです。
返信する
tango様 (九州より)
2021-03-25 19:45:57
川下りは船頭さんの雇用問題にもなりますが、
少しは客が戻ってきているようです。
でも御花や沖端の辺りは人が少ないですね。
有明海沿岸道路は大川まで開通しました。
佐賀県側はまだ工事中です。
完成すると大川から鹿島まで一気に行くことが出来ます。
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