田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

夏のつばき園

2024年07月29日 | 日々の出来事
 椿の季節が終わってご無沙汰していた「世界のつばき館」へ行きました。  つばき館でいま咲いているのは「アザレアツバキ」だけです。中国原産。7月から11月にかけて咲く珍しい椿です。  つばき園に行ってみることにしました。草野町の道を歩きます。  草野小学校。140年近い歴史があり、全校児童は70名です。学校は夏休みに入りました。山の麓にあるので、子どもたちは昆虫採集の場所に事欠かな . . . 本文を読む
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「武士の娘」 杉本鉞子(大岩美代訳) ちくま文庫

2024年07月25日 | 読書・映画日記
   武士の家柄に育った著者が、縁あってアメリカに移住し、当地の雑誌に連載した半生の記である。ただ、著者は訳者にこれは自伝ではないと言っている。  杉本鉞子は明治6年、長岡藩の主席家老であった稲垣氏の三女として生まれた。長岡藩家老といえば維新当時、藩主に重用された河井継之助が知られている。著者の父は恭順派であった。彼女の幼少期は、まだ藩政の気風が色濃く残る中、士族が没落し北国でも開化の足音が高 . . . 本文を読む
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如意輪寺の風鈴まつり

2024年07月21日 | 日々の出来事
 如意輪寺で恒例の風鈴まつりがあっています。ここは別名「かえる寺」と呼ばれ、狭い境内には大小様々な蛙の置物があります。  以前は市販の風鈴が使われていましたが、いまは特注の蛙風鈴になりました。  風鈴のある風景に惹かれるのか、この数年は女性の参拝者が多くなりました。  風が吹くと風鈴の音が涼やかです。  風鈴は短冊に願いごとを書いて奉納します。  かえる部屋です。蛙の . . . 本文を読む
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道の駅で刑務作業展示即売会

2024年07月16日 | 日々の出来事
 「道の駅くるめ」で刑務作業展示即売会がありました。ここに来るのは久し振りです。以前はよく道の駅めぐりをしていましたが、コロナ禍とガソリン代の高騰で近郊ドライブを楽しむことが少なくなりました。  刑務作業製品の即売会はイベントスペースで行われていました。各地の刑務作業では企業からの委託生産のほか、「自社」製品も作っています。オリジナル商品は木工品・家具からアクセサリー、靴や生活雑貨などの実用 . . . 本文を読む
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古代メキシコ展の像

2024年07月12日 | 美術館・博物館
 昨年のことになります。10月の終わりに、九州国立博物館で開催されていた「古代メキシコ展」を観に行きました。大宰府天満宮の門前町を歩きます。  16世紀のスペイン侵攻まで三千年にわたり繁栄したメキシコの古代文明。この展覧会では「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という3つの文明が紹介されていました。   「羽毛の蛇ピラミッド」 テオティワカン文明  「貴人の土偶」マヤ . . . 本文を読む
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京都ラーメンと屋台伝説

2024年07月07日 | 遠い日の記憶
 少し前、いつも行くショッピングモールにラーメン店が出店した。レストラン街ではなく、フードコートの小さな店舗である。流行りのチェーン店だが、北白川に本店があるというので久し振りに京都ラーメンを食してみた。  最後に京都でラーメンを食べたのは二十数年前になる。彦根に出張した帰り、京都駅で名店と言われる店に入ったが、普通の醤油ラーメンで期待外れだった。私が京都ラーメンとして味を覚えているのは、む . . . 本文を読む
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吉野ヶ里歴史公園の紅花畑

2024年07月04日 | 吉野ヶ里
 先月の15日に、吉野ヶ里公園のHPに紅花が開花したとの告知がありました。花の見頃は一週間とのこと。天気予報を見ながら数日後に出かけました。毎年の恒例です。橋の向こうが吉野ヶ里遺跡です。小学生たちがバスで来ていました。社会科の野外学習でしょう。  遺跡の入り口では水鳥が迎えてくれます。弥生のクニを守るのは柵列と壕に逆茂木。  いつものコースを歩いて行きます。  支配層が住んでいた . . . 本文を読む
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