田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

つばき園だよりー11月の椿

2020年12月29日 | 季節の花巡り
 「久留米つばき園」では秋から最盛期の春にかけて、早咲きの品種から少しづつ開花していきます。写真は、2か月近く前の11月上旬に行ったときのものです。山辺の道にあるつばき館に車を置いて歩きます。まずはガラスハウスの椿から。  「アルボギガス」 中国広東省  「ギガントカルパ」 中国広西自治区ほか  「アザレアツバキ」 夏から咲いていましたが、最後の一輪です。   ガラスハウスの隣 . . . 本文を読む
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街なかのイベントで

2020年12月23日 | 日々の出来事
  今月初旬の週末。六角堂広場ではゴスペルソングの催しが行われていました。このところ、春以降に途絶えていたイベントが少しづつ再開されるようになりました。街なかにぽつんと空いた広い空間は、閑散とした商店街に一層の寂寥感をもたらしていたのです。  コロナウィルスも近頃はその振る舞いの仕方が知られてきて、以前のようなわけの分からない恐怖心は薄れて来ました。いまの方が感染者が多いのですが、 . . . 本文を読む
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石橋文化センターのつばき園から

2020年12月18日 | 季節の花巡り
 寒くなりました。石橋文化センターは園内に図書館があるのでよくお世話になります。行ったのは今月初旬の週末。楽水の池では子どもたちが鯉に餌をやっています。大きな鯉が泳いでいます。  日本庭園の四阿。ここまで人が来ることは少なく、あたりは静かな佇まいです。  四阿の小池の周りにはまだ紅葉が残っていました。  坂本繁二郎のアトリエ。坂本は久留米出身ですがフランス留学後、彼の地のバルビゾ . . . 本文を読む
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明治時代の号砲台

2020年12月11日 | 街角の風景
 明治22年の市制施行後、正午の告知は市役所屋上の鐘によりなされていた。だが同40年の第18師団設置後は、砲兵隊の号砲により正午が告げられるようになり、市民はこれをお昼の「ドン」と呼んでいた。当時、午砲台は全国各地にあった。  写真は都心部の民家敷地に残る号砲台の記念碑。号砲台は師団司令部の近くにあり、碑は明治43年の建立。題字は初代師団長の筆によるもので、一般的な「午砲」ではなく「号砲」と記さ . . . 本文を読む
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初冬の三連水車

2020年12月07日 | 朝倉
 朝倉方面へドライブの帰り、菱野の三連水車を見に行きました。今年は10月半ばに稼働を終え、水を受ける羽根板や柄杓、集水樋は取り外されています。  農家のビニールハウスで葉ボタンが栽培されていました。これから年末にかけて出荷されるのでしょう。  三連水車の少し下流にある三島水車は解体されていません。昨年もこのままだったような気がします。  水車は稼働時には灌漑用水で黒光りしていまし . . . 本文を読む
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柳坂曽根の櫨並木

2020年12月04日 | 耳納北麓
 毎年、11月下旬には耳納北麓の柳坂曽根を訪れます。ここには高曽根川沿いに、1.1キロにわたって200本余りの櫨の木が植えられています。例年は櫨の紅葉にあわせて祭りがありますが、今年は取りやめで出店もなく静かです。「曽根」とは川の自然堤防のことです。  下流にも櫨並木が続いています。  この地方の櫨は、藩政時代に殖産興業の一環として植林が奨励されました。櫨の実から採れる木蝋は藩の財政を . . . 本文を読む
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