運転免許の更新はまだ先ですが、早めに高齢者講習を受けてきました。今回は認知機能検査というおまけ付きです。検査は見当識や判断力ではなく、記憶力を問うものでした。記憶力が弱ってくるのは自然な老化現象ではないかと思うのですが。
ところで、前日の晩に案内ハガキを見ていたら、認知機能検査を先に済ませて後日、高齢者講習を受講して下さいと書いてあります。それを読んでちょっと混乱しました。両方を一度に済ませるものと思っていたのです。予約した時、持参するように言われた手数料をハガキにメモしていました。それは両方の合計額なのです。
検査当日。自動車教習所の待合室には10人ばかりのお年寄りが集合していました。やはり検査と講習は同じ日でした。受付が始まると、私より年上らしいお爺さんが窓口で一悶着起こしました。案内ハガキには検査と講習は別の日と書いてあり、今日は検査手数料しか持ってきていないというのです。
係員から、ハガキの予約日時欄に、あなた自身が講習費との合算額をメモしているではないかと指摘されると、お爺さんは黙ってしまいました。お金をおろすので近くに郵便局はないかと尋ねていましたが、時間に間に合わないので講習後に支払うことで決着したようです。
家に帰ってハガキを再確認しました。自動車教習所以外で認知機能検査を受けた場合は、別の日に教習所で高齢者講習を受けるシステムでした。講習では運転の実地講習があるのです。ハガキの記載内容が不親切でわかりにくい。私も勘違いしていました。
認知機能検査は狙っていた満点には届きませんでした。ランキングを競う試験ではないのですが、衰えつつある記憶力のネジを巻き直したような気がします。気になっていた件のお爺さんは無事、検査をクリアしていました。不合格でも高齢者講習の手数料は返却されないのです。
フリーフォトより
運転の実地講習では若い教習生に交じって構内のコースを走りました。左折個所に差し掛かると皆、車を道路端に寄せています。教員に聞くと、バイクや自転車の巻き込み事故を防ぐためだそうです。いまは教え方も変わったのですね。免許を取得する青年層は減っていますが、代わりに高齢者が教習所へ足を運ぶようになりました。
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