田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

秋月 杉の馬場の桜並木

2023年04月10日 | 朝倉
 3月末、秋月城址の杉の馬場を歩きました。花見は篠山城だけと思っていましたが、城つながりで今年も秋月へ来ました。もう桜は散り始めています。ここは山裾の高い所にあるので少し意外でした。  秋月街道そばの野鳥橋から500メートルにわたり、桜のトンネルが続きます。  秋月博物館。まだ入館したことはありません。隣は戸波半九郎の屋敷です。明治9年に起きた士族の反乱「秋月の乱」の幹部でした。 . . . 本文を読む
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今年も水車の季節が終わりました

2022年10月23日 | 朝倉
 今月の上旬に朝倉の水車群を見に行きました。近くの藤井養蜂場へ車をとめようとすると、係員がいて別の駐車場へ誘導されました。この日ははちみつ祭りが開催されていたのです。久しぶりのイベントとあって、規模は縮小されていましたが賑わっていました。  菱野の三連水車も見学者が多かったです。このあたりは稲刈りの真最中で、あちこちの田圃でコンバインが動いていました。  三連水車から数百メートル西にある久 . . . 本文を読む
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今年も水車が働き始めました

2022年07月09日 | 朝倉
 朝倉では先月から水車群が稼働を始めました。十日ほど前に菱野の三連水車へ行きました。すこし下流には三島水車、久重水車があります。    筑後川から水を引く堀川用水。柵が壊れています。何かがぶつかったようです。  堀川用水の向こう側でも田植えが始まりました。小学生の時に兼業農家だった先生の家で田植え体験をしたことがあります。当時の田植えは横一列に並んで人海戦術でした。 . . . 本文を読む
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晩秋の秋月を歩く

2021年12月07日 | 朝倉
 紅葉を見に先月の下旬、秋月へ行きました。杉ノ馬場を歩きます。藩政時代は杉並木だった道です。ここを訪れるのは半年ぶりで、春には見事な桜のトンネルになります。    戸波半九郎屋敷跡です。彼は代々、藩の重臣の家柄で、明治9年の秋月の乱に加担し敗れて自刃しました。  城の石垣と柿の木。秋月城は天守閣はなく陣屋形式の城でした。  長屋門です。ここから奥御殿があった所に上ります。 . . . 本文を読む
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稼働を終えた三連水車

2021年10月19日 | 朝倉
 先月に続いての三連水車です。いまあちこちで稲刈りが行われています。堀川用水は今年の役目を終えて水門が閉じられ、水車も回転をとめました。筑後川の向こうでは稲刈り後の田圃で野焼きの煙がたなびいています。昔からの風物詩ですが、都市近郊の住民にとっては少しばかり煙たい季節でもあります。  稲刈りが終わると水車は解体されます。  稼働中の水車は黒光りしていますが、水のない今は枯れた姿を見せてい . . . 本文を読む
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菱野の三連水車が回り始めました

2021年06月24日 | 朝倉
 昔、あるテレビの歌謡ショーで毎週、司会者が「一週間のご無沙汰でした」というお決まりのご挨拶をしていました。私のブログ投稿もそのようになりつつあります。コロナ禍が長引いているおかげで自己規制が習い性になり、出歩くことが少なくなりました。高速インター入り口の電光掲示板には、不要の外出は控えましょうとの文字が流れています。  それはさておき、久し振りに菱野の三連水車を見に行きました。一週間前に堀川用 . . . 本文を読む
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初冬の三連水車

2020年12月07日 | 朝倉
 朝倉方面へドライブの帰り、菱野の三連水車を見に行きました。今年は10月半ばに稼働を終え、水を受ける羽根板や柄杓、集水樋は取り外されています。  農家のビニールハウスで葉ボタンが栽培されていました。これから年末にかけて出荷されるのでしょう。  三連水車の少し下流にある三島水車は解体されていません。昨年もこのままだったような気がします。  水車は稼働時には灌漑用水で黒光りしていまし . . . 本文を読む
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三連水車の稼働もあと少し

2020年10月06日 | 朝倉
 筑後地方では稲刈りの季節になりました。菱野の三連水車の様子を見に行ってきました。台風の影響が残っているのか、稲穂の波がすこし乱れています。  彼岸花と水車のある風景。    灌漑用水は樋からサイフォンへと流れていきます。  稲穂は頭を垂れていて、間もなく刈り入れが始まります。それが終わると水車は役目を終え解体されます。              . . . 本文を読む
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山田堰と堀川用水の水車群

2020年08月20日 | 朝倉
 江戸時代、農業用水を引くために筑後川の中流に4つの井堰が築造されました。この日は、そのひとつ朝倉市にある山田堰を訪ねました。  山田堰の特徴は「傾斜堰床式石張堰」であることです。普通、井堰は川を横断して築かれますが、山田堰は水圧を緩和するため、川の流れに対し斜めにつくられています。堰があるのは川が大きく左に湾曲している地点です。砂利が堆積しやすい地形を利用して、高低差を設けながら石張りの堰がつ . . . 本文を読む
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三連水車の部材が新調されました

2020年06月30日 | 朝倉
 今年も水車が回り始める季節になりました。いま筑後地方では田植え作業の真っ最中です。水が張られた田んぼは明るく輝いています。まだ代掻きをしているところもありますが、毎年この時期になると水車の働きぶりを見に来ます。  菱野の三連水車です。今年は部材が新調されていました。5年に一度、更新されます。  羽根板で水流を受けて水車が回り、柄杓で水を汲み上げます。水車の組み立てに釘は使わず、太い竹串で . . . 本文を読む
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