渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

三原の映画館

2021年05月28日 | open



映画館跡。
ここで『もののけ姫』の封切りを観た。
今は廃業。
戦前から戦後にかけて三原城下(旧城内)
には映画館が6軒あったという。
今はゼロ。
ボウリング場もゼロ。
ビリヤードも永らくゼロだったが、最近
漫画喫茶に1台置かれた。
コンビニは私が東京から移住した20年程
前は、ヤマザキが1軒のみ。無論マックな
どは存在しない。
マンションは駅前にライオンズが1棟だけ
建っていた。あとは無し。
家の庭で庭木に派手にクリスマスの電飾を
やったら、道行く人が皆立ち止まって見て
いた。クリスマス電飾を家庭でやるなど見
たことないからだ。
20年程前の三原はそんな感じ。「市街地」
も。
帝人通りにはアーケードがあったがシャッ
ターストリートの走りのような様子だっ
た。それはアーケードを取り払って、路面
を綺麗な敷石に張り替えた今でもそうだ。
戦前戦後の帝人通りの活気ある賑わいは
無い。
今、三原市の人口は平成18年よりも2万人
ほど減った。産業赴任者の多くは東広島
市への転住に流れている。三原よりも東
広島のほうが暮らしやすいからとの事だ
ろう。
東広島は西条市の頃とは違い、文京新都市
として生まれ変わろうしている。二輪車
ディーラーも東広島市にどんどん新規開店
した。
国立広島大学も東広島に移転した。
今、東広島は未来を感じさせる活気に満ち
た街となって来ている。


映画館が街にないのはかなり寂しい。
三原は一番近い新作封切り映画館まで東
か西に約40キロ走らないとならない。
東広島と福山だ。
三原もここ一発、町の活性化起爆剤で映画
建設とかどうだろう。
本当は三原に映画館建設計画があったけ
ど、東広島に持って行かれたんだよね。
企業としては、三原より東広島のほうが
将来的な目があると読んだというわけ。

しかし、三原から14km程東には尾道駅
に「シネマ尾道」というレトロな映画館が
ある。大手ではないのだが、マニア垂涎の
タイプの映画館が。


東京文京区春日の三百人劇場よりも狭い。




この昭和感!


最高だぜ、尾道!シネマ尾道!


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