渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

高速道出口ランプでの二輪事故

2023年10月17日 | open

三陸道・石巻河南IC出口付近で
オートバイがガードレールに衝突
運転していた男性死亡 宮城・石巻市



なぜか最近時々耳にする二輪の
高速道出口の旋回部分での事故。
どうして起きるのだろう。
私が見知ったケースでは、殆ど
が運転者の運転能力不足と速
超過と操作ミスだ。

憶測は禁物だが、現認ケース複
数では、速度超過しているので
後輪ブレーキを踏んでリアから
滑って転倒というパターンが多
いようだ。

後輪ブレーキなどは速度が出て
いる時には使うな、が本当の
走行の原則だ。
教習所の教えを鵜呑みにしてい
ると事故は無くならない。

高速道路でのランプ旋回女子
のドカティ事故を解説する
ユーチューバーの他人解説も
「後輪ブレーキを使わなけれ
ばならないのに前輪を使って
転んだ」と解説したりして
いる始末。動画をよく観ろ、
だ。登場者のあやふやな言質
などでなく。映像は嘘つかな
い。
リアロックで暴れて転んで
いる。原因はリアブレーキの
踏みこみに依る。よく見ろ。
そしてその者も後輪ブレーキ
を使うのが常識というような
事を言っている。
操作上はそれは誤りである。
教習所の教えを鵜呑みにして
いるクチだ。
正しくはフルバンクに向かう
過程の旋回中であっても前輪
制動を使うのだ。
ただし、下手くそがやると転
ぶ。
だからといって後輪ブレーキ
を使うとロックしやすいし
キャスターアングルが変わっ
て旋回し難くなり、結果とし
て更に強くリヤを踏んで滑っ

転ぶ。
なにがどうなるからどうする
という適正な判断力が無いと
二輪車は簡単に転ぶ。

また前輪ブレーキもコントロー
ルができないとすぐにフルロッ
クしてしまう。結果足払いを
食ったように前輪からいきな
り転倒する。
現代車両のブレーキは300km/h
からでも確実に速度を落とせる
性能を持つ。
それをたかだか公道制限速度
程度の速度域で指4本握りで
ブレーキレバーを握りしめた
らすぐに前輪は簡単にロック
してしま
う。
制動途中に制動を何度も
解除
するという危険なABSシス
テム
も最近新車には導入された。

ますますブレーキによる速度
制御できないカラクリになって
来ている。

コーナーでは、十分に自分が
旋回できる速度まで落とすの
が常識だ。
高速道路の旋回ランプ区間は
大抵は制限速度40km/hだ。
その速度で回ればまず事故は
起きない。
特に出口ランプはそれまでの
高速度走行からの速度を充分
に落とす事が安全確保に繋が
る。

どうか皆様も事故無きよう。
二輪乗りが二輪の運転で死ん
ではならない。


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