『舞妓さんちのまかないさん』

 

少女物語である。

200万部人気漫画の実写化。

青森のめんこい16才の女の子ふ

たりが舞妓さんになるために京

都に転住する。その少女たち
の成長記を描いた友情物語の
作品。

 

オープニングから涙腺緩む。

私は高校、大学、社会人時代と

多くの青森の人たちと接した。

青森の人たちで心が濁った人に

会った事がない。

「どこでも一緒」ではない。

東日本から西日本中国地区に

転住して、驚く事があった。

「人が違う」のである。

根本的な根っこが。

 

青森の人たちの純朴純粋さ。

全くスレてない少女たちと、

おばあちゃんが出て来た最初

の時点で目頭が熱くなった。

これ、本当の姿だよ、と。

人と人とを繋ぐ大切な存在、食
が物語の幹として描かれる。

心が洗われる気がする。

そして、京都の「おかあさん」

たちも温かい。

 

それに、青森から出てきた少女

役たちの演技が異様にナチュラル

でとてもいい。

劇団歌劇の真逆のようで、まる

で、普段の本物の日常のように

感じる。

これ、演技力凄いですよ。

ほんまもんの素人さんが初めて

京都に出た雰囲気全開。

大根なのではなく、その逆。

ティーンの女優さんの実力に

かなり驚く。

 

良作です。

女優さんたちが、あ、こいつぁ

凄えや。

つーか、監督是枝、さすがやる。

 

Netflix初の是枝作品『舞妓さんちのまかないさん』夢破れた少女の輝く日常

主役の森七菜がどう見ても昔の

ヒッキー(笑

日本アカデミー賞女優。

演技力抜群。