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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

2003年5月24日記事から(再掲載)

2023年06月13日 | open

最近、引越しをした。
そのとき、片付けていた荷物
の中から、高校2年時の生徒
手帳に乱れた文字で書かれた
詩篇の下書きが出てきた。
友人たちと作っていた同人誌
に掲載しようとした作品の下
書きだろうか。
はたまた、思いつくままに書き
なぐったものだろうか。
多分、当時都営6号線と呼ばれ
た地下鉄三田線で神田神保町に
向かう車輌の中で書いたか、あ
るいは駿河台下の喫茶店で書い
たか、もしくはよく出入りして
いた明治大学の構内で書いた
ものか。いずれにしろ覚えて
いない。
また、それを見ると、途中まで
書かれてあって、完結していない。
この詩の完結したものは、その
後、たしか某大学の学生会館の
部室の壁に大きく書いた記憶が
あるが、その建物も既に消失し
ている。
手帳にはこう書かれていた。

死魚の腐肉を食らう僕らは
まだ蒼ざめた馬を見ることもせずに
呪われた背徳の泉の中で
もがき苦しみながら
その川を渡るのを 
ためらっている・・・


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