渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ナイフ 〜ブレード形状〜

2021年01月13日 | open

フクラの枯れたナイフ(上)と、フクラの
張ったナイフ(下)。

ナイフはブレードの形状により、切れ味
と刺突性能が変わる。
上のナイフはスエッジ(背刃。国内仕様
ため刃は無し)まで付いており、さらに、
切先(ポイント)に行くに従いブレードが
薄くなっている。
このような造形のブレードは、極めて刺突
性で威力を発揮する。
スエッジに完全に刃を付けたら両刃とな
り、日本国内ではこのブレードは5.5ミリ
以上の刃長があるので所持禁止となる。
携帯禁止ではなく、拳銃や麻薬と同じく、
所持そのものが禁止となっている。
2008年以前のダガーがすべて禁止では
なかった時代では、両刃のナイフは所持
OKだったが、秋葉原大量殺人事件後に
両刃ナイフは5.5ミリ未満の刃長の物で
ないと所持できなくなった。
気をつけないとならないのは、江戸期の
貫級刀で、未登録の物は両刃であるので
所持禁止だ。馬針も所持禁止。
なぜか。
刺突能力が高く、殺傷能力が極めて高い
からである。

ナイフの場合、野外料理などで仕込みの
肉塊を切る場合などでは刺突性の高いナイ
フのほうが仕事は捗る。
包丁などで、牛刀が一番汎用性が高いの
は、刺突も簡易だからだ。三徳のような
先丸まりはかなり難しいし、菜切りなど
では突き刺すことは出来ない。

上のナイフに施した特殊な研ぎ方。






この記事についてブログを書く
« ぶーちゃん | トップ | 愚策政府 »