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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ビリヤード場百景 〜ギャル〜

2022年03月09日 | open
 
10年程前の事。
土曜の午後3時過ぎ。
出張帰りに
高速を下りて、
ちょいと
馴染みの玉屋に
寄った。
渋い男前マスターの店。
この店は空気がかなり好きだ。
ママもよく知っている。
 
暫く一人で撞いてキューを
置い
華台の横で休んで
いたら、ギャル
二人が隣り
の台に来た。
ガングロ汚ギャルではなく、
美人モデル系。
キャピキャピしながら慣れ
ない手
きでナインボール
らしきものを
始めた。
玉並べは番号適当。5番や4番
トップに置いたり、9番
を横に置
いたりしている(笑
様子見てたら楽しそうで可愛い。
 
その子たちが20分程遊んで
から
ろうとしたら、奥の
台で撞いて
た金髪のガテ
ン系のあんちゃん
一人が
女の子のところに来てナン
し始めた。
女の子は全然相手にせず、適当
あしらって、マスターに声か
けて
から店を出て行った。
 
すると、パツキンあんちゃんは
マスターに問う。
「あの子たち、よくこの店来る
すか?」と。
マスターは、「さあ。初めて見た
なあ」と答える。
パツキンあんちゃんは自分た
ちの
テーブルに戻り「よく
知らないっ
てよ」「ちぇ」
みたいな事言ってる。
 
マスターは私を見て苦笑いしる。
私はマスターに言った。
「あの子たちがマスターの娘さん
だって知らないんですかね」
マスターはニヤけながら「そうだ
ろうなぁ」と答える。
「しかし、マスターも、初めて見た
とか、よく言うよ」と私が言うと、
マスターは1981年の横浜のドラマ
『プロハンター』の中の藤竜也の
ように「フファ」と肩頬で笑った。
元々渋い男前だが、なんだか俳優
みたいだった。



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