
このキューはシャフトのテーパー
を丹念に自分のデータに合うよう
に削り加工したり、広島の業者
工房で目の前で先角をLBM(リネン
ベースメラミン)に換装したり、
糸巻きも別業者さんでTADリネン
に交換したり、とても愛着のある
キュー。
試合でも連続マスワリ何度も出し
て決勝まで行ったキューでもある。
負けて準優勝だったが。
このキューは愛着ひとしおだった。
別場所でも決勝まで行き準優勝。
次のそこでの試合勝者はフィリ
ピンのルワット選手だった。
私の名前は何年も金属銘板に彫ら
れてその建物の入口に掲示されて
いた。斜め上にルワットの名(笑
そうした思い入れ深いキューが
このアダムのジョージ・バラブ
シュカだった。
シャフトは濃い虎目のハードロック
メープルのソリッドシャフトだ。
性能抜群。
だが、その後、今からかなり前だ
が、リペア屋に壊された。
9ヶ所の新規不具合の瑕疵をつけら
れて返品された。
リペア業者に出して自分で新たに
リペアする羽目になったキュー。
一番ひどいのがウエイトボルトの
ネジ山を破壊された事だ。
バットエンド入口付近のネジ山は
完全に潰されてバカネジにされて
しまっていた。
本体にも疵をつけ、補修塗装され
ていた。
「塗装代はいいです」とか言って
た。はぁ?なんですか、それ。
現在、いっぱしのカスタムキュー
メーカーとして大々的に売り出し
ている工房だ。
人当たりはとても良い。かなり
良い。
だが、その仕事たるや、不具合を
作るキューリペア屋は多いが、
国内最悪のリペア業者だった。
注文と違うパーツを着けたり、
本体疵だらけにしたり、ネジ山
を壊したり、ど下手くそな補修
塗装したり。私が自分でウレタン
で塗り直した。
ハギの剣先まで削り取られて下手
くそな筆書きで描かれていたのに
はほとほと呆れ果てたが、ひどい
事をする業者がいたものだ。
10数年ぶりにウエイトボルトを
変更した。
変更後の総重量は正シャフト装着
で551g。19.43オンスだ。
スペアシャフトで19.29オンス。
ウエイトボルトのバット本体側の
ネジ山入口が破壊されているので
長ネジしか入れられない。
リペア出し前に私が装着していた
短ネジはねじ込まれずぶらぶらの
ままでゴムで押さえて誤魔化して
返品された。
手持ち在庫のスチールネジの長い
物を入れてエンドキャップを固定
したが、重く20オンスを超えてい
た。
それを今回、アルミの長ネジに
換装して551gの19.43オンスに
した。
いやあ。
ホントにひどい事をする業者って
いるんですよ。
というか、その手の業者のほうが
信頼できる業者より多いという真
実の現実が日本にはあります。
大抵は今はカスタムキューメー
カー気取りでキューを高額販売
しているところばかり。
私が信頼している業者さんはこれ
まで3社ありましたが、2業者は
廃業。残るは茨城の巨匠のみで
す。ここは凄い。私が直に知る
限りではダントツです。
作業方針、その工法の理由、そ
して未来を見越した細心の配慮、
確実な工作、報告連絡相談、対応、
なにを取ってもピカイチです。
友人の撞球者からは都内の凄腕
業者さんをすすめられています
が、今のところ、専門家にお願い
する案件がないので温めています。
あと、キュー販売業者では、
アイラブキューズの菱沼さんの
会社がこれまでの中でダントツ
の信頼性でした。
扱うキューも良いけど、対応や
仕事ぶりが格別に良いのです。
キューの販売業者もいろいろな
色がありますので、よくよく
吟味されたほうがいいかと思い
ます。