
岡田准一は演技がなかなか良く、
映画『関ヶ原』でも『ザ・ファブ
ル』でも名演だった。
未見だが『燃えよ剣』でも良演で
観客を魅了させていると聞く。
だが、一つ気づいた。
『ザ・ファブル』ではあのような
アクションは岡田准一本人は全く
できないだろうと。アクションの
シーンと疾走の後ろ姿の実際は
全てスタントの吹き替えであろう
と。
ジャニーズなので必須のバク転は
できるのだろうが、岡田准一は速
く走れないはずだ。
それは芸能人では真木蔵人も北村
一輝もそうなのだが、歩くときに
爪先が大外向きなのだ。
これでは絶対に快速で走る事はで
きない。
岡田准一も真木蔵人も北村一輝も
超鈍足だろう。
俳優女優で一番美しい走り方をす
るのは清野菜名さんだ。爪先は見
事まっすぐにビタリと前を向いて
いる。また、それによりお尻の筋
肉もキリリと締まって上がってプ
リンとしている。運動能力の高い
人の走り方とお尻だ。
一番歩き方が美しいのは綾瀬はるか
さんだ。やはり爪先は真っ直ぐに
ピッと前を向いている。
二人とも陸上選手だった。
マラソンでも短距離競技でも、爪
先が大外向きの選手は世の中一人
もいない。
そのようなフォームだと全くまと
もに走れないからだ。
速度だけでなく横へのクイックリー
さも要求されるバスケットボール
などでは、爪先が真っ直ぐなだけ
ではなく、やや内向きになる事が
要求される。これははなから最初
のサイドへのフットワーク練習の
時に爪先が内側に向くように徹底
的に訓練させられる。
人体構造上、そうでないと求める
動きに対して踏ん張りが利かない。
またオートバイのスポーティーな
走行でも爪先の向きはとても大切
で、直線では真っ直ぐに向ける。
オートバイで直線で真っ直ぐとい
うのは実質的にはやや爪先は内に
向ける心持ちでようやく真っ直ぐ
になる。
オートバイでは、直線で爪先が
外に向いているようなフォームは
論外の番外の話にならない大気圏
外だ。ステップを足載せとしか
考えていない誤った認識の者に
多いだらしなく運転がまともに
できないフォームとなる。
さらにロードでのフルバンクでは
イン側の爪先は相対的に内側に
向ける形になる。アウト側の爪
先は外向きでステップを踏ん張っ
ても構わないが、イン側は爪先
が路面に擦れるのでイン側を向け
てバンクの妨げにならないように
逃す。結果イン側は内向きになる。
バンクでも爪先が両方とも外向き
でいるオートバイのフォームなど
は論外のさらに論外、太陽圏外だ。
爪先外向きは自転車も然り。
爪先外向きの選手は万国皆無だ。
さらに、野球での投手の投球では、
投げる瞬間の踏み切り側の前足は
絶対に真ん前=打者の方向に向け
ている事が投球の基本中の基本の
「投げる事」の大前提だ。でない
と速球も変化球も投げられないし
投球そのものが力抜けになってし
まう。
そして、剣道では前後の足の爪先
が真っ直ぐに前を向くのは基本中
の基本であり、それができない者
は剣道がまともにできない。
甲冑武者のような撞木足は俊敏かつ
俊速の動きが不能だ。
逆に相撲は撞木でないと四股も鉄
砲さえもできない。
要は理に叶った身体の使い方だ。
これらは人体の運動機能として、
ごくごく当たり前の動きを身体の
構造に自然に沿って理にか叶って
取っている人か、そうではないか
の差異として現れる。
結果、爪先外向きは全く速く自力
で走れない、二輪にまともに乗れ
ない、球を投げられない、剣道や
球技での機敏な動きができない等々
の結果を生む。
そして、爪先大外向きの歩き方は、
尻が下がり、体型もだらしないも
のになって行く。キュッと尻の筋
肉が締まって上がる事を阻害する
のが爪先大外向きでの歩き方だか
らだ。
モデル歩きやバレエ歩きは別な要
素が加わる。
決して速くは走れないが尻は下が
らない。
かかとがクロスせずに並行に進む
ラインでの爪先大外向きが運動機
能的に人体の身体能力を発揮でき
ない歩き方で、走れず尻の筋肉が
垂れ下がるのである。
爪先の向きは大切。
余談だが、行軍が要求される軍隊
において、特殊部隊や精鋭部隊で
爪先大外向きで歩く兵士はいない。
理由はそれでは長距離を歩けず、
また速く走れないからだ。
能力の高い軍人は爪先大外向きで
の歩行などはしない。立礼敬礼の
時とは別なフォームと身体の使い
方を区別して使い分け、理に叶う
身体操作を実行する。
兵士の基本だ。
立礼敬礼時の足の向きのまま歩い
たり走ろうとする間抜けは、できる
兵士には一人もいない。
人類史上初めて音速を超えた軍人
チャック・イェーガー

ベトナム戦争時代の特殊部隊員
