渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

釘刺し

2022年08月12日 | open



釘刺し。
これは昭和世代の子どもたちは
何かとよくやった。
都内中心部の子どもたち以外。
広っぱがある練馬などではよく
やられていたようだ。神奈川で
もやられていた。
ただ都内は戦後直後を除いては
「郊外」限定だった模様。土の
地面が必要なので。となると
練馬とか世田谷とかの畑が今で
も残っている在になる。
何たって練馬は空き地に勝手に
サリーちゃんが家を建てたりする
位だったし(笑
釘刺しはなかなか頭脳プレーが
要求される高等な遊びだ。
刺した場所に線を引き、相手を
囲って行き場を無くしたら勝ち。

東京練馬区では今でも釘刺しを
子どもたちの遊びとして支援し
ているらしい。
五寸クギを投げる⁉ "キケン"な遊びをこどもりが続ける理由 | 練馬区立 こどもの森

五寸クギを投げる⁉ "キケン"な遊びをこどもりが続ける理由 | 練馬区立 こどもの森

五寸クギ(約15センチの太い釘)を地面に勢いよく投げて刺し、 ほかの釘を弾き飛ばす勝負遊び「クギさし」。 使うのはもちろんクギだけ。 こどもの森がこのクギさしをいつで...

練馬区立 こどもの森

 
ただ、「マイクギ禁止」てのは
どうなのかなぁ。
おててつないで一緒にゴールの
徒競走風味が漂うなぁ。
子どもたち各人が手に馴染む自分
の釘に仕上げる工夫と努力の機会
を奪ってはいないだろうか。
手裏剣打ちと同じなのだから、
打つ時に打ち易い得物にするの
は技法鍛錬のうちの一つだと思う
のだけど。
例えば仮にビリヤードなんかで、
参加者全てハウスキューでの試合、
それは皆さんに均等な条件でやる
のが差別なくフェアだから、とか
いうのがあったら、それは違う、
と思うよ。
靴によって速力に差が出る事も
あるからかけっこは全員裸足で
これで機会均等、差別なし、とか
さ。
練馬区の釘刺し推奨は大いに賛同
できるが、マイクギ禁止はどうか
と思う。
負けたならば、負けないように
なんとかその子に工夫と努力を
する事の大切さを教えたほうが
いいのに、と。

でもさ。
そうは言っても、本当の裏は判っ
てるんだ。
マイクギを子どもが持ち歩くと、
それは銃刀法違反になるからなん
だよ。軽犯罪法にも違反する。
厳密にはそうなる。
区が違法行為を子どもたちに薦め
る訳にはいかないから、高度な
政治判断によってマイクギ禁止に
したんだな。これ間違いないと思
いますよ。
そして、表向きには機会均等を
謳う、と。
見えた話ではないですか。
まあ、子どもたちを不当な摘発の
「危険」から守るには、仕方ない
判断かも。
なんせ、文房具のカッターを持っ
ているだけで銃刀法違反で検挙す
るご時世だ。
あれは、95年、オウム摘発の時に
カッター所持を銃刀法違反として
警察が前例無くして逮捕した。
オウムは厳しく摘発したが、社会
犯罪を犯していた統一協会は野放
しだった。摘発できる訳がない。
なぜなら国家権力と与党自民党が
統一協会国際勝共連合を利用して
いるのだから。これは今でも。
「宗教問題」ではないのよ。
反社会的違法団体を取り締まるの
は「宗教弾圧」などではない。
でも、統一協会勝共連合原理研に
関してのみは、今後も適当に世間
をいなしてノータッチだ。
なぜなら、しぇかいは一家人類皆
兄弟のドンがガッチリと蜜月体制
を作ったから。やめろ、ショッカー!
の1号さえも統一協会勝共原理の
広告塔だったし。どっちがショッ
カーかとは思うけど。

子どもたちは、そんな汚れた社会
の嘘を知らされないまま過ごす。
ただ、遊び方は変わった。
外では遊ばず、人の痛みを知らな
いバーチャルゲームに子どもが
没頭するようになった。それは
1980年代から。
そして、1980年代に幼少時代を
過ごした今の中年たちは、人を
ネットで誹謗中傷するのが大好
きだ。
外で友と共に遊ばなくなった世代
から人間の種類が変化した。

釘刺し。
これ、大人がやっても面白いかと
思うのですよ。
キャンプとかで、二人以上いたら
できる。楽しめる。
案外ムズいすよ。
陣取り囲みゲームなので。
そして、結構熱くなる(笑

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