
ナイフあるある系の一つ。
中国のグレートスター社製の自社
ブランド名デュラテックのフォ
ールディングナイフ。
ールディングナイフ。
予備品入れて2丁ある。
予備のさらに予備の1丁は、先日、
バイク乗りの友人に進呈した。
このナイフ、出来が完璧過ぎて、
これまで存在した中型フォールダー
の中で一番使いやすい。小型は
ブローニングのモデル277だ。
それも多分グレートスター社製だ
ろう。OEM生産の。
ブローニングのモデル277だ。
それも多分グレートスター社製だ
ろう。OEM生産の。
ブローニング モデル277。
私の友人知人の20数名がこれを持
っている。オールクリア。評判は
頗る良い。
私は未使用の予備をあと2丁持っ
ている。
私は未使用の予備をあと2丁持っ
ている。

ナイフの同モデルを何丁か持つ事
はままある。
バックのトラディショナルなフォー
ルディングの最小サイズのモデル
505ナイトなども何丁も私は揃え
ている。ラコタの小型モデルの
ティールは2丁のみだったが、
505ナイトは何丁かある。
ている。ラコタの小型モデルの
ティールは2丁のみだったが、
505ナイトは何丁かある。
カナダ森林警備隊制式採用だった
ラコタではモデル・ファルコンが
かなり良かったが、ラコタ自体が
残念ながら消滅してしまった。
かなり良かったが、ラコタ自体が
残念ながら消滅してしまった。

バック505ナイト。刃長5センチ未
満。80年代〜90年代前半には
デスクナイフとして仕事で多用
した。
デスクナイフとして仕事で多用
した。
携帯していても銃刀法違反にはなら
ない長さであり、90年代初期には
それを警察官に現認されても、検挙
も何もされなかった。そういう時代
だった。スーツを着た男がナイフを
持ち歩く。それでも不審がられたり
はしなかった。
私の刀術の先輩たちもみんな持って
いた。それで、会合の時などは、
女性にフルーツを切り分けてあげて
いたりした。さりげなく。スッと。
私を含めて私の周囲の剣士の男たち
はそんな感じだった。東京・神奈川
は。
キザじゃないのよ、それが普通なの。
そんな男たちはみんな小さな
ナイフを身につけていた。
ナイフを身につけていた。
日本国内が刃物携帯に異常に過敏
になったのは、カッターナイフ所持
を銃刀法違反として検挙した1995
年のオウム取締りの時からだ。
それまでは、軽犯罪法に違反はし
ていても、小型ナイフなどはキーホ
ルダーにぶら下げていたり、スーツ
の右ポケット内の小ポケットに入れ
ていても、何も咎められなかった。
(本来スーツの右ポケット内の小ポ
ケットは紳士のナイフ用。英国発祥)
故に、私はナイフを常に携帯して
いた。仕事で使うレターオープナー
として。
今の時代はダメだ。
懐中電灯でさえも銃刀法で検挙する。
ドライバーなどもアウトだ。
そのうち、爪切りも取り締まるかも
知れない。
日本は大馬鹿タレの国になってし
まった。
刃物所持くらいでワーワー騒いで喚
く国民がまずバカタレの代表だ。
駅ブースの包丁店で料理包丁選びを
していただけで「危ない人?」とか
思ったり言ったりする。
そういう人間のほうがずっと危ない。
世間風潮の変容の矛盾に気づかずに
流れに乗せられているバカだからだ。
グレートスター社は世界一の規模を
持つ総合産業機器製造メーカーだ。
産業ロボットや建設機械、建築機材
や工具などを製造しているウルトラ
大企業だ。日本支社は横浜の一等地
にある。
グレートスター社が作るナイフの品
質はとんでもなく高い。
しかも、フォールダーなどは1丁が
千円台。
日本製ナイフなどは、もうどうあが
いても太刀打ちできない。品質
はほぼ同じで、金額が日本製は
15倍位はするからだ。
はほぼ同じで、金額が日本製は
15倍位はするからだ。
このナイフの良いところ。
それは設計デザインだ。
フィンガーガードはこのような位置
でこうした形を造形している。
スプリングテンションで開くナイフ
も存在するが、それは日本では銃刀
法違反となる。携帯だけでなく、所
持禁止。

いくらでも刃先を砥石で任意に研げ
るのだ。
このフィンガーガードを人差し指で
軽く引っ張ると、シャキーン!と
一気に刃が開く。日本の法律でも
合法。機械的な自動オープン機構で
はなく、手動開刃だからだ。

中国の「安かろう、悪かろう」の時
代は過去のものになりつつある。
自国産小銃だけでなく、戦闘機やイ
ージス艦まで造り始めた。宇宙ロケ
ットまで飛ばしている。
もはや、国民が人民服を全員着て、
通勤には自転車の群衆、というよう
な時代では無い。
私が学生の頃は、中国はそうだった。
国内に自動車などは数える程しか無
い時代だ。
だが、体制のみは中国は変わっては
いない。
そのうち、産業という産業の全てに
おいて中国が世界のトップに立つの
ではなかろうか。
同じ中国でも国民党の台湾では戦後
西側についたので早くから工業も発
達したし、制度や意識も香港のよう
に西側のそれだった。大陸中国はか
なり後進国的な状況だった。
だが、今や大陸中国は、ありとあら
ゆる分野で「中国が存在しなければ
やっていけない」という状況を全世
界規模で築き上げた。
中国製ナイフも、つい10数年前まで
は極めて安かろう悪かろうだったが、
今はてんで違う。高品質。
中国製がどの分野でも「良品」だら
けになって来たのは、ナイフを
眺めていても気付かされる。
眺めていても気付かされる。