渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

撞球大学強化合宿体験

2022年10月09日 | open

Billiard University Boot Camp Experience

このブートキャンプで使用している
7フィート台は通常の9フィート台
よりかなり小さい。
昔、よく横浜や原宿の飲食店にあっ
たコイン台などはすべてこれ。
動画で使用されているのもコイン台
のフリー台仕様だろう。

脚が1960年代の白黒テレビのような
テーブル。


この小さな7フィート台は、大きさ
が小さいから
と簡単ではない。
理由は玉が渋滞する
からだ。針を
刺すような正確な手玉のコントロ
ール
が要求される。
かつて記録が塗り替えられるまで、
ストレートプールのノーミス撞き
通しの記録はウィリー・モスコー二
がギネス記録を作った562点だった。
それは8フィート台で行なわれた。
ストレートプールでは9フィート台
より難しい。

アール・ストリックランドがモスコー
二の記録を破ろうと7fで挑戦して、
途中放棄した。「200球を過ぎた頃
から脳みそがぐちゃぐちゃに爆発し
そうになった」というのが理由だ。
モスコー二の偉大な記録は何十年も
破られなかった。モスコー二は
「疲れたからやめる」との事で撞く
のをやめた時の記録だ。
このノーミスでの562個入れ続けの
記録はとんでもない記録だ。
野球でいうなら9回までの全打席を
ホームランするような困難さ。
モスコー二は超人的だった。

家庭用ビリヤードテーブルとしても
7フィート台は親しまれて
いる。
また、全米では7フィート台での
公式トーナメントも組まれている。
ただ、やはりフルサイズのテーブル
のほうが躍動的な醍醐味はある。
広島県内には本格的なビリヤード場
で小台のポケット台を置いている店
がある。なかなか珍しい。日本も
米国も飲食店に多いからだ。
だが、好みによるが、やはりフル
サイズの台のほうが私は好きだ。

このブートキャンプの参加者は高齢
が多いですね。
テーブルの穴は決して広くない。
台が小さいからと簡単な台ではない。


昔、伊豆大島に職場旅行で行った時、

旅館にコンディションのよい7フィー
ト台が置いてあった。無料撞き放題。
弁護士たちと撞球三昧で盛り上がった。
小さくとも難しい台なので、かなり
ゲームはエキサイティングだ。
ちなみに、かつての昭和7年(1932)
建築の東京弁護士会館に
は1階に
「撞球室」があり、9フィートの
キャロム台が置かれていた。
私が仕事でよく赴いた1986年
時点で
は既に撞球台は1階から撤去され、
3階の
会議室の大テーブルになって
いた。
天板を載せて。日本玉台製の
脚部彫刻の台だった。
ある時、会議の時に「なんじゃ
こりゃあ~(優作)」と気が付いた。
旧会館は昭和末期には台は撤去され
ていたが、1階のドア
には「撞球室」
の印字が古い摺り
ガラスに印刷され
ていた。それも建物と同じく昭和初
の物だった事だろう。
地下には大学の学食のような食堂

レストランがあった。うまくない
飯が食えた。いわゆる「臭い飯」
ではなく、その逆の立場の側だが(笑)。

東京弁護士会旧会館


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