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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

赤い上着

2021年10月29日 | open


日本でも赤い上っ張りが人気出たの
は、やはりこの人の影響だろうなあ。
私もこの人が死んだ20年後の中学生
の頃に赤いスイングトップ着てた
もの(笑


ジェームズ・ディーン(1931-1955)
のバイクはハーレーではなくブリ
ティッシュなヨーロピアンロード
モデルだった。トライアンフ。
「アメリカ人ならハーレー」とい
う定式を崩していたのも彼のらしさ
が現れていた。
しかも、反骨のロッカーズスタイル
だ。
英国ロッカーズは元々アメリカの
ロックンロールの音楽文化に影響
された英国の若者たちが市街地レ
ースを始めた事から発祥した。
英国ロッカーズはアメリカ人の影響
を強く受けている。
ディーンのこのスタイルは英国ロッ
カーズよりも早い。


英国だけでなく多くの国がアメリカ
の音楽やファッションに影響された。
それは、外皮としてではなく、もっ
と深い部分で。
「スタイルとはファッションでは
なく生き方」という部分で。
日本もそうだった。
よく言われるアメリカナイズとは
別な意味で深くアメリカ的なライフ
が浸透した。
ビートルズでさえ、最初はリーゼント
(これは日本語の造語)で革ジャンを
着たロックンロールバンドだった。
そして、ディーン個人の残した足跡
も大きい。


彼の「スタイル」は今でも生きて
いる。
閉塞の時代の現代だからこそ、今は
なお一層輝いている。
それは「流行」とは無縁だ。
ブームなどという人々の軽佻浮薄な
一過性の熱病と飽きたらポイ捨てと
いうものを凌駕している。




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