
安全運転。
難しいですよね。何が安全運転なのか。
取り敢えず、道交法を厳守して運行すれば
安全には近づく事は確かだ。
しかし、道交法厳重=安全運転ではない。
例えば、速度規制が70キロの道路で、
大量の車の流れが平均80キロである場合、
ほとんどの人がその速度で流しているのに
自分は法定速度60キロで走るというのを
実行したら危険が発生する場合もある。
これは、法の遵守が即完全に安全確保には
なっていない定理を代弁する。
つまり、遵法と安全運転はまんまイコール
ではないケースも状況により出てくる、と
いう事。
このあたりの折り合いが難しい。
とにかく法を守る事は最大限実行すべきで
あるのだが、それと真の安全運転は別次元
の事として存在するのは確かだ。
真の安全運転は、「適切な運転」でしょう
ね。
運転の仕方(車両の操作のやり方や運行の
させ方)などは法律で具体的に規定などさ
れていない。各自任せだ。
左右確認では、首を90度まで曲げて確認
せよ、みたいな事は記載されてない。
しかし、チラ見では安全確認を怠る場合
が多いので首を振るように左右を見て確認
する事を多くの人は実行する。
そうしないと法律で決められている安全
確認が担保できないからというのがメイン
だ。決まり事だからやるのではない。中身
の問題。
そこの意識と実行が安全運転の核心なの
ではないかなあ。
例えば法律で決められてないちょっと前
までは煽り運転などはそこらで蔓延して
いたよね。法で規定している危険運転ギリ
ギリの。
法律と安全確認は連動していない事実が
それでもよく分かる。事実上。
法律の決め事以上によく考えて行動する
のが安全運転につながるのではないかな
あ。
それと、道路は自分一人の占有コースでは
ない、という自覚だろうなあ。
俺みたいなのが偉そうな事はまったく以っ
て言えないのだけどさ。どの口が言う、
とか自分でも感じるし。
ただ、どうしたら事故を起こさないか、
というのは常に考えてる。
四輪車では、音楽を聴いたり、べらべら
しゃべりながらとかでは、私個人は運転
するのさえ嫌だ。二輪ももちろん。
なんというのか、スポーツの試合中のよう
に運転に集中するようにしています。
私は二輪車では二人乗りもするけど、友人
には絶対に二人乗りをしないという主義の
人も多くいる。
それはそれで、とてもよくわかる。
運転がとても上手い人たちでもそれだ。
基本的に馬は一人乗りだものね。
馬のあれは何故か、というのと通じるの
かも知れない。
一つの安全運転としての意識が動員されて
いるのかも。
私の場合は16歳の高校時代から2ケツ大好
きだったからよく二人乗りしたけどね。
今でも必要に応じて時々するけど。
速度控えめも大切だけど、速度以上に気を
使う。制動距離やフロントとリヤの挙動が
一人乗りと異なるから。
第一、キャスター角が変わるじゃない。
すると、運動特性がまるで別物になるの
で、2ケツではそれはそれなりに見合った
運転するようにしています。
「馬なり」てやつ。
