

猫がいる。
18才と7才と0才。
全員保護猫だ。
みんな仲良くやっている。
犬とも人間とも仲良くやっている。
この家で平穏に暮らしている。
こういうのもいいもんだ。
にしても、黒猫ベン太郎には驚いた。
子猫が来た途端にお兄さんになった感じ
で、いつも常に子猫のそばにいてつかず
離れずで見守っている。
急に大人びたようだ。
黒猫ベンベンは面白い猫で、話しかける
とじっとこちらを見て聞くのだ。
そして、子猫の名前を私が呼んで、
ベンに「どこ?」と言うと探しに歩くの
だ。ベンはおもろい。なんだか賢者の猫
のように感じる。
てか、哲学者みたいなんだよなあ、ベン
ベンは。漱石の吾輩みたいな?
最近、子猫がベンベンの真似をしてテレビ
を見るようになった。
なんでもベンタロの真似をする。
人間だと、今は「なんで?どうして?」
とやたらと訊きまくる時期なのかも知れ
ない。人だと1才半から2才くらい?
そんな感じ。
日々どんどん大きくなってきてる。
他の2匹の猫が同じ齢の頃よりずっと活発
だ。
水が怖くないのか、断水の防災準備で
溜めているバケツの水に手を突っ込んで
確かめてみたりしている。
家中、毎日あちこち探検している。
そして、スイッチが切れたようにその場
でコテンと眠る。
それでも、ここのところのお気に入りの
寝床はキャットタワーの半袋のようだ。

おやすみなさい。
