渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

クォーターホース

2024年08月31日 | open



私が一番好きな馬の品種。
それはクォーターホースだ。
地球最速馬。サラブレッド
よりも速い。短距離区間では
92km/h超の記録を持ち、一
般的な馬体でもトップスピー
ドは55マイルのダブルニッケ
ル(88.5km/h)に達する。
アメリカの幹線道の自動車の
制限速度55マイルはこのクォ
ーターホースの速度から決め
たのではと思える程。

品種としては粗食に耐え、従
順でタフネス、アメリカ大陸
開拓
には欠かせない馬だった。
登録数は400万頭を超え、世界
最多の品種となっている。

無論、西部劇には銃と共に絶
対に欠かせない。






自動車、モーターサイクルが
登場するまでの移動手段とし
てクォーターホースはアメリ
カ大陸では必須だ
った。
日本では馬は戦闘と武芸と農
耕にし
か使われなかったが、
米国は
欠かせない交通手段と
して大いに利用し
た。それゆ
え馬泥棒は即縛り首だった。
それ程馬が社会では大切な存
在だっ
た。


地上最速で丈夫で気立ては優
しく人に従順。
最高の馬がクォーターホース
だ。
米国で愛称でポニーとも呼ば
れている。体高が150cm程で
大きくない馬の品種だからだ。

日本では競走馬には使われな
いが、米国では競走馬として
も、乗馬に親しむ馬としても
現代でも圧倒
的な人気を誇る。
クォーターホースのライディ
ング技術だけでなく、19世紀
方式での馬上射撃をする競技
も大人
気だ。乗馬技術と実銃
射撃技
術の合体であり、米国
のトラ
ディショナルな時代を
復刻させ
た技術を競い合う馬
上スポーツ競技。
最高にカッコいい。
この競技は日本では拳銃が一

般人が所持できないので実現
不能。
九州阿蘇などでは玩具銃のガ
スガンで競技をやる事も
ある
が、迫力は米国の実銃使用の
それに
は遥かに及ばないのは
致し方
ない。


友人に高校時代をアメリカ
の北西部の片田舎でホーム
ステイしながら暮らした男
がいる。
「マイ馬」を持っていたと
言う。
隣りの家まで数キロ、との
事だ(笑
通った高校がある町の様子
や住んでた家をグーグルス
トリートビューで見せてく
れた。
もうなんというか、西部開
拓時代そのままの感じだっ
た。
町などは、もろに西部劇の
セットですか?のような町。
胸にバッヂをつけた保安官
が出てきそうな町だった。
彼が乗っていた馬もクォー
ターホースだっただろう。


 


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