渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

漫画『ワイルド7』(1969-1979)のベストカット

2023年09月19日 | open



10年間の連載の中で、ベストオブ
ベストオブベストはこれである。
1970年のひとコマ。
小学生の時にこのワンカットに
心が奪われた。
今もこれがベストだと思っている。

女性のスカートのタンデム横
は1960〜1970年代頃に
は、世の中ごく一般的だった。
私も高校の時に歳上の看護婦
さんをスカート横乗りで後ろ
に乗せて走ったりしていた。
80年代にはミニスカだろうが
タイトだろうがプリーツだろ
うが、スカートでも女性には
跨ってもらっていた。タンデ
でもかなり寝かすからだ。
私はタンデムでの転倒はゼロ。
寝かしたから転ぶのではない。
転倒には転倒のカラクリがあ
る。

飛葉はイコちゃんを多摩川の
土手脇で救って、その足で多
摩川ぞいを走り、横浜の港ま
で行った時の絵が上掲の画だ。
「誘拐の掟」の編。
この他にも飛葉は「谷間の
ユリは鐘に散る」編で、車椅
子の女の子を横乗りタンデム
で外に連れ出している。
ワイルドのメンバーの多くが
女の子の美貌に惚れ込んで
デートを申し込んだが、車椅
子の障がい者だと知ると躊躇
して誘いを撤回した。
そんな中、飛葉のみが約束も
してないのに、時間が来たら
彼女を迎えに来ていた。外に
出よう、と。
一番飛葉の飛葉らしいところ
が描かれていた章で、私はそ
の編が大好きだ。

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