渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

国道2号線

2023年09月24日 | open
 






自動車専用道の三原尾道バイパス
と松永道路が数年前に繋がって
から、このバイパスが正式な国
道2号線になった。
三原市街地を貫いていた昭和30
年代に開通した国道2号線は国道
185号線に指定変更になった。
このバイパスは原付2種さえ通れ
ない自動車専用道路だが、法定
速度と同じ60km/hが制限速
度となって
いる。
60km/h速度制限なのになぜその
速度がOKの原付2種が通行禁止
なのか意味不明だが、妙な法
根拠があるのかも知れない。
かつての出鱈目規制の横浜新道
のように。
横浜新道は50原付走行可能だが、
30km/h未満で走ると最低速度違
反となり、30km/hを超えると
原付1種速度違反となる珍道だっ
た。
さらに自動車専用道路ではない
普通の国道なのに二輪の二人乗
禁止。
珍妙な法律を適用させて警察の
やりたい放題の整合性を欠くトン
デモ道路だった。
そもそもが、吉田茂が県南から
永田町にノンストップで行く為
に無理やり権力行使で開通させ
た道路で、「ワンマン道路」と
神奈川の地元では長く呼ばれて
いた。地図上に線を引いて、
ここに道路を作れ、と命じて
出来た道路だったからだ。
 
原付1種の30km/h規制などは
全く時代にそぐわない。
これは1980年代初期から識者
たちによっても指摘されてい
たが、法は変更無し。
最近では、二輪を前にやる
二段階信号停止線も続々と廃止
されている。
それらは四輪車主体の交通規制
とする
為だ。
信号停止時の左側すり抜けは
適法
だが、現在ではすり抜け
はグレーゾーンとして扱われ
ていて
現場警官の裁量に委ね
ている。
すり抜けしても車の前に
出たら割込み違反として
切符を「適法」に切れる。
かつて国内に多く存在した
二輪車用停止線は、二輪の
すり抜け前並びが前提だっ
たが、それが無い道路で
今それをやると違反となる。
 
道を走っていると、いろんな事
に気づかされる。
社会構造が見えて来る。
構造というか、カラクリが。

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