
日本には明治維新後、日本固有の食べ物
のラーメンがある。
全国各地で味や具は異なるが、日本人全般
に今でも愛されている。
私はこれまで、「ラーメンは大嫌いで見る
のも嫌だ」という人を知らない。
ただ、結構なカルチャーショックを経験し
た事はあった。
「良家」育ちで、ラーメンを40才過ぎま
で一度も生まれてこの方食べた事がない
人がいた。「ラーメン?存在は知っており
ますが」てなもんで。
あれは結構驚いた。はあ、そうすかと。
ラーメン店などには無論足を向けないが、
インスタント食品さえ食べた事がない。
勿論、ペットボトルなどでは行儀悪くて
飲み物を飲めない。器から麺を直にすする
事など、そんな下品な事はできないのだか
ら、ボトルのラッパ飲みなど論外なのだ。
ラーメンはどうやら「庶民」の食べ物の
ようだ。
卵掛けご飯とかもねえんだろうなあ。まる
で八百善で毎日食事してるような暮らし
だから。
ま、こんなとこから目黒のサンマの噺は
出来たんだろうなあ、とか感じただよな。
嘘みてえな事がホントにあるもんだ、と。