渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オートバイの運転で一番危ない乗り方

2023年11月07日 | open




オートバイの運転で一番危ない
乗り方。
それは、メリハリなく、のんべん
だらりとして、ヌボーッとした
集中力を欠いた運転だ。
それと、それを助長させる「な
がら運転」。

四輪でも運転中の携帯電話の
保持会話が法令で禁止された
のもそうだが、二輪車の場合

は特に身体がむき出しであり、
潜在的な危険は四輪車の比では
ないので、集中力を欠くのは即
危険誘致に直結している。

かといって、集中緊張しっぱなし
で自動車の運転はできない。
バスケでも15分常に極限状態で
動きっぱなしではない。
車両の運転もそうで、気を抜く
わけではないが、集中したまま
「休息」する状態が必要だ。
それは主として直線部分でその
息抜きタイムを設ける。ごく短
く。

身体の脱力を促進したり、指先
を動かしてみたり、膝を軽く開
いてまた閉じてタンクを締めた
り等々。首を左右に軽くカクカク
でもよい。
そしてまたビシッとした集中運転
モードに入る。
その弛緩モラトリアムは極めて
短時間ではあるが、とても重要
だ。

一番危険なのは、集中力を欠いた
ままダラ~ッと走る事。
そして、そのダラダラを助長する
「ながら運転」。
動画撮影のためにしゃべり続けて
走行したりするのは論外のさらに
外。危険運転の代表のようなもの
だ。
現代はモトブログなるものが流行
していて、ながら運転動画配信者
であふれている。ず~っとしゃべ
りながら運転している。
危険運転を自分が世界に公開して
いながら安全運転を説く。
こんな珍妙で頓珍漢な事はない。
インカムでの少ない会話などは
情報交換なので無線の正しい使い
方だろう。
だが、ず~っとくだらない事を
くっちゃべりながらとか、どう
でもいい独り言を延々としゃべり
ながら、よく安全運転を口にで
きるなぁと思う。
テニスの試合や剣道の試合中に
それができますか?
本質は同じなのに。

私はしゃべり続けの動画配信者
たちの言う「安全運転」の欺瞞
性には絶対に首肯できません。
あれ、危険だから。かなり。
ロシアの美人女性の動画配信中
の即死事故の動画はネットで
全世界にタイムリーに配信され
てしまったが、日本のモトブロガー
たちのくっちゃべり続け動画の
人たちも、いつ同じ運命になる
かわからないよ。いや、ほんと
に。

集中してよ、運転には。
そして、スッと走行中でも休む
時には短い時間のみ話すとか
にしてよ。
あと、走行動画で好感が持てる
のは、走行中は運転に集中して
いて、あとの編集テロップで
自分が言いたいことや主調を
動画に入れ込む作りをしている
人たち。
この方たちは安全運転に配慮
しているので、私は好感が持て
ます。
ひゃっは~!はい!○○です!
オハコンバンチハ!とかデデン
音を入れてる連中が安全運転
を語るのは、ボタンの掛け違え
も甚だしくて、世の中舐めてる
なぁと感じる。
パリピ系はそのまま「自分らは
危険運転してますよ~」で本当
の姿のままでやればいいのに、
さも安全運転実行者であるかの
ような顔をするのが、現代社会
が歪んでいる事の典型例を表現
現出させている。
モトブロガーの走行動画配信者
の実に多くが「珍妙」な集団で
あると断定できる。
悪い事やってるのに私たちは
悪い事してませ~ん、安全運転
第一のグッドライダーで~す、
のような顔している。
それ、ほんとのところでは
まるで違うから。
ダラダラとくだらないしゃべり
を続けながらの車両の運行。
本当に危険すぎる。
話すのは要所要所でとか、路面
や道路状況解説とか、景色や
場所の解説をするのがいいよ。
危ない事を危ない事と気づいて
いないのが地球最大級に危ない。


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