渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

積層タップ

2022年06月30日 | open


なぜ今、積層タップが数えきれない
程の販売者で溢れかえっているのか。
それは「売れる」からだ。
良質一枚革の枯渇を見越して、
斯界に対策品として積層タップを
発明提供
したモーリが登場した頃
とは世相
が完全に異なる。
儲かるからニワカ業者が雨季の
カビのように増えたのが実相だ。
そして、「今度の製品は最高」と
いうようなキャッチコピーで新製
品をどんどん出す。
では以前最高と謳って販売してい
た製品は何なのか、と。
全てがいかがわしい。というか
狙いは一つ。ユーザーに消費させ
て金員を搾り取ることだ。

業界の裏事情を知るに、ろくでも
ない連中がドジョウ狙いでわんさ
かと群がっているのがよく見える。
積層タップ1個の原価を知ると、
本当に馬鹿馬鹿しくなる。
だが、1個千数百円、二千数百円
という途方もない法外な値段でも
乗せられた大衆には売れる。大衆
は買う。
これはオートバイのタイヤに例え
ると、ビリヤードの積層タップは
バイクのタイヤ1本が大体70万円
で売られているような状況なのだ。
またプロたちもそれを
助長する。
メーカーの紐付きだか
らだ。
日本のビリヤードのプロはプレー
ヤーではなく、企業の営業
広告塔
だから。日本のプロなどは全て
それ。

今のビリヤード業界の裏を知る
と、本当に
えげつなく汚い世界
だなぁ、と
いうのはよく見える。
古くから積層タップを開発製造
販売していたメーカー以外の
新参ブランドは、ほぼ儲け第一
主義でしかないのは間違いない。
これ確実。

私はそうした流れには与しない。

その潮流は果てしなく汚れてい
るからだ。

そもそも「ハヤリ」というのは
仕掛け人がいる。自然発生的な
事象はほぼ無い。それが創文化
やこれまでにない悪質性を捨象
する斬新で人間主体の作風の

出、多くの豊かさをもたらす

れの構築等々とかならともかく、

儲け第一主義として集客集金を
目的とする構造であるならば、
それは際わめて汚い内実となる。
人間不在だからだ。
営利目的の武術団体などにも

そうしたヨゴレ体質の構造は
根強い。


積層タップが数えきれない程の
製造業者が現在登場しているの
には意味がある。
「良いモノヅクリ」とは無縁な
カラクリがあるのである。



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