渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ゆるキャン△のビーノ

2023年08月22日 | open





原作。




ビィーンと走って、停止した
時にベンベンベンというのは
2ストの独特の音(笑
時々ベンベンではなく、ベン
ベベンベンベンとかになる。

これは4ストビーノ。ヤマハ
ブランドのホンダ製。
ベンベンビィーンではなく、

ストトンブーンという音がする。


叶わない事がある。
それは、全免許取り消しになって
欠格機関が過ぎてから免許を取り
直さないと、もう二度と原付免許
は取れない、という事。
免許証に「大自二」と記載されて
いても、原付には乗れても原付
免許は免許無し状態から新たに
取らない限り「原付」とは免許証
に記載されない。

そして、普通車や自動二輪免許を
持っていると50cc以下の原付Ⅰ種
車両を運転できるので免許証の
種類欄に原付が記載されはしない。
つまり、原付免許は無いのに原付
が乗れる。オマケで。
そして、普通車や自動二輪免許

を持っていると、原付免許は取
ることができないのだ。

しかし、バリ伝のあいちゃんで
さえ原付免許を持っていた。
たぶん、グンは持っていない。
原付免許は、免許取り消しに
ならないと一生取る事はでき
ない。そして、その免許種類は
免許証に記載される。

原付免許があるかないか、オマケ
で乗れるのか、最初に原付免許を
取得して公道デビューしたのか。
この違い。


今、原付Ⅰ種の50cc未満の免許
制度が改訂されようとしている。
自動二輪(50cc以上)の免許枠
のうち、小型自動二輪(50cc~
125cc未満)までを普通自動車
免許に付属させて運転可能と
するような新免許制度だ。
これ、大量に事故が増えると
思う。
買い物ミニバイクの50cc未満の
原付は車の付属でも乗れる。
そして、1970年代中期に主婦層
と若い女性層をターゲットとし
て原付Ⅰ種バイクが空前絶後の
人気で売れたので日本のバイク
ブームがその数年後に到来した。
二輪車が国民の足となったのは
ミニバイクが爆発的に売れた
からという歴史があった。
趣味ではなく実用バイクとして
のスクーターの普及があった。

思うにバイクブームの下火と
いうのは、バイクブームの火付
け役が原付50のスクーターだっ
たように、1970年代~90年代の
バイクに乗った主婦層が高齢化
によって買い物バイクに乗らな
くなった事が最大の要因では
なかろうか。年齢的には現在
70代~80代中半あたりまでの

主婦層。私の親の世代層。
それにプラスで、自動二輪に
乗っていた若い男女も高齢化
で二輪を下りた、と。
そんな気がする。

台数増えれば事故も増える。
1980年代のミニバイクブーム
(ブームというよりも一つの
社会現象。誰もが乗った。実に
多くの国民が原付バイクに乗っ
た。買い物、通勤、通学で二輪
に乗った)の時代でも原付二輪
の事故はとても多かった。
原因は以下に集約できるだろう。

・学科のみで実技なく取れる免許
・普通自動車の免許で乗れる

要するに、バイクに全く乗った
事がなくても、自転車に乗れる
のならば誰でも免許を取って
合法的に公道を運転できたのだ。
そうした簡単免許だったから
事故も急増したのだろう。

それと同じで、単純に排気量を
スライドさせて125cc未満まで
の車両をオマケ免許で運転でき
るようにしたら、また二輪事故
が増加すると思いますよ。

「ゆるキャン△」の原作第1巻で
志摩リンの母親が「免許取り立て
なんだから車には気を付けなさい」
と言ったのは極めて的を射るもの
だ。
単独事故よりも、他車両との衝突
や接触の事故のほうが人身被害が
甚大だからだ。
そして、リンは高校生だ。
18才未満だと普通車の免許は取れ
ない。
普通車の原付オマケ免許ではなく、
原付の免許を取ったのだろう。
バリ伝あいちゃんのように。
つまり、学科試験のみで取れた
免許だ。練習や慣れはぬぁんと
公道で実地訓練だ。
事故の確率はとても高くなる。
お母さんのかけた言葉の重みは
そうしたところにもある。

かといって、危険を回避したい
からと二輪を忌避している人た
ちは、殊更に安全を求める。
そして、「危険」である二輪を
嫌う。
二輪に乗る者たちは、危険を
自らの力で回避して前に進む
心を持っている。
それにより、自分の存在と生
命の尊さを噛みしめる。
その決定的な違いが二輪に乗る
者と乗らない者の間には線引き
がされている。
ゆえに、人の世は二種類の人間
がいる、という定理が存立する
のだ。オートバイに乗る奴と
乗らない奴、という。
極言すると「危ないから刃物で
ある包丁は使わない(包丁を危険
として嫌う)」とする人間と、
「安全に注意して適正に刃物たる
包丁を使って料理を作る」という
人間に真っ二つに分かれるのと
構造は同じだ。
世の中、人間は二種類だ。



これが、真実である。







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