渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

コールショット

2022年12月12日 | open

 
コールショットというルールが
ある。
何番をどこへ落とすかをコール
するルールだ。
ジェントルマンズコールという
ものもある。
明らかにそこしか落とせない、
あるいは狙いが明確なシュート
に関しては声に出してコールせ
ずともよいというルール。
また、玉番だけをコールして、
明らかにそこしか落とせない時
には穴指定をしない省略コール。
このジェントルマンズコールの
ルールを知らないニワカ玉撞き
者は、声に出していないのを観
てコールしてないからファール
だ、とか言う。ルールを知らな
過ぎる。
通常ナインボールなどはコール
ルールではない。
だが、全玉コールする場合やロー
カルルールでは途中での点玉落と
しの時にはコールする事もある。
 
コールショットには一つの不文律
のセオリーが存在する。
それは、コールするならば、はっ
きりとした語調できっぱりと発言
する事だ。これ礼儀。
口籠もってモゴモゴと独り言のよ
うに言ってはならない。
きちんと相手に伝える事が目的で
あり、自分にだけ聴こえるような
小声で言うのは意思伝達の行為に
はならないからだ。それはアンフ
ェアにあたる。
はっきりとした声で明瞭に玉番を
宣言するのである。
これはビリヤードプレーヤー
鉄則だ。
モゴモゴぼそぼそと言うのは、
対人競技として相手に失礼なの
ある。はっきりと物事を言わ
ないのは、自分の事だけしか考
えての行動でしかないからだ。
はきはきと明瞭に発言する。
これがビリヤードにおける鉄板
礼儀である。
キャロムの場合も、相手の得点
を待側のプレーヤーがカウント
する時も小声では言わない。はっ
きりと、むしろ大きな通る声で
「ひとつ!」と言う。
これが撞球の礼儀だ。
yes, sir! と同じ位の語勢で言う。



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