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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バトニング

2020年07月10日 | open



ナイフはバトニング薪割りのためにある
のではないが、刃物をぶっ叩いて使う事
を否定するのは暗愚である。
刃物のバトニング用法は、仏師や大工も
多用する。
刃物の刃の反対側を叩いて刃を利かせる
使い方は、刃物の用法としてもごく普通
に射程圏内として大昔から捉えられてい
た。


石への彫刻用の槌などは、もろにバトン
タイプだ。


刃物は刃と反対側を叩いて使うのは大アリ
なのだ。
うむ。深い。


でも、ものには程度があるからね。
彫刻刀を鑿のように使ったら壊れるし、
包丁を斧のように使ったら刃こぼれしま
す。
鉄が切れる刀があったとしても、刀は鉄を
切る為の物ではないので、ソリッドの鉄筋
のような鉄棒に刀で切りつけて切れないか
らと刀をなじるのは御門違い。
弁え大切。別と弁えて弁別という。
それ大事です。

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