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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ありまぁ〜す

2022年03月20日 | open


友人と週一の撞球研究会をやって
いるのだが、ビリヤードの世界で
は他のジャンルと同じように専門
用語の俗語が多くある。
テケテケ、キリ押し、キリ引き、
バタバタ、置きに行く、しばき、
場キュー、しばキュー、カラコ、
タマコ等々。
ほかにも多くある。
最近、英国仕込みの全て英語で
表現しようとする向きの潮流も
あるが、私個人は全く受け付け
ない。何気取ってんだか、と。
技術系で大切なのは表現の表層で
はなく、中身内実だ。
やってる事は同じ。それの識別こ
そが大切。

そのビリヤード界の俗語では、
ポケットビリヤードの場合、
手玉が隠れて次の玉が見えるか
見えないかの時「(玉筋が)ある
かないか」と言う。
「ある」とか「ない」だけで
撞球者には通じる。
ない場合にはクッションを使った
りジャンプやマッセで入れに行く。
そいう時はない玉をある軌道に
技術で描いて取りに行く。


友人との撞球研では、公式試合と
は違って、プレー中にも話しかけ
る。「あるの?」等。研究会だか
らだ。試合ではダメ。席を立った
だけでルールブックでは退場とな
る。
その「あるの?」と訊いた時に
友人はモノマネで「ありまぁ〜す」
と答えた。外国人なのに日本語で。
「よく観てるなぁ」と笑ったら、
「ファンだったんだ」とか言う(笑






「ありまぁ〜す」の人は今いずこ。


どうやら麻雀師になってるらしい。

学生時代、理工学部の奴と卓を囲ん
だ事ある。
めちゃくちゃ確率論的な展開で緻密
な麻雀を打っていた。
私も確率等は判断に使うが、それは
場の流れを俯瞰してのマージャン的
な押さえツボのようなところでだ。
だが、数学的に打(ぶ)つそいつは、
めちゃくちゃ強かった。

世の中いろいろあるね。
適正と活かし方が。

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