渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

後ろ姿は物語る

2024年03月12日 | open



本日、国道で私の車の前に
オートバイが走っていた。
信号で止まった時から、し
どいフォームだなぁと思っ
ていたら、走り出してもし
どかった。
次の信号で止まった時に、
発進から巡行までどういう
運転をするのか観察した。
すると、ギアを繋いでから
スロットルをジワリと開け
るのではなく、回して開け
て止めて、ツキが来るまで
待つような操作の仕方だっ
た。
フォームから操作に至るま
で、何から何まで出鱈目だ
った。

こういう人増えてるんだろ
うな。
実際のところ、ほとんどそう
だもの。世の中。
オートバイを乗りこなせるの
は、社会全体的に層としてレ
ベルの高い1980年代を実際に
体験して来た高齢者たちばか
りになっている。
彼らを走行偏差値65程度とす
ると、今の人たちは走行偏差
値35位ではなかろうか。
いや、総体が低レベルだから
偏差値はシグマ計算でもっと
上がるか(笑
偏差値なんてあてにならない
ね(笑
高校でも開成や筑波附属の中
だけの計算での偏差値65は
一般他校だと偏差値80近くに
なるだろうしさ。
まあ、はっきしいうと、1980
年代よりは、二輪の実走行の
実力は現代は考えられない程
に下がっている。これは確実
な現実問題として日常のよう
に観察できる。
おひ、今の二輪乗りたちよ。
ジジイのほうが遥かにバイク
乗るのうめえぞ。
どうすんだよ、そんなこって。
「ジジイはジジイらしくおと
なしくしてろ」
なんて、口が裂けても言えない
状況が現況の現実だぞ。まじで。

大型&中型二輪免許超絶簡易化
以降、乗り手の質が二分化した
のかも知れない。
きちんと乗れる人たちはレース
の世界へ。その他大勢はドヘタ
のまま一般公道へ、と。
かつては、一般公道走行者たち
でもごくフツーにすごく上手で
適切な操作操縦ができている人
たちであふれていた。総体とし
てのレベルの底上げがかなり熟
成されていたのが1980年代~90
年代前期だ。
1995年以降は、現代に続く状況。
ながいよぉ。30年近く日本人は
二輪に乗るのがドヘタな社会
現象なのだから。

あと、気づいている事がある。
インフルエンサーぶって、二輪
の操作操縦に関して大嘘を発信
する連中がごまんと増えた。
特に高レベルにあった80年代を

未経験の世代。出鱈目乗り蔓延
以降に乗り始めた世代の乗り手
たち(現在中年)。

で、その本人の乗り方を見たら
目も当てられない、という実体。
今は本当に玉石混淆の時代なの
だと痛感する。

下手でもいいのよ。不慣れな下
手であるならば。それはそのう
ち気づいて目覚めれば巧くなる
から。
そうではなく、これでいいのだ
これが正しいのだ的に出鱈目
乗りを妄信して、そこに疑義
をはさんで真実を多角的に検証
しようとしない姿勢がよくない
のよ。探求心の問題。
自分に自戒や自問の刃を向け
ないという思考と態度がすべて
を低レベルのままにさせる。
巧くなるわけないじゃん。どん
なジャンルでも、そんなのでは。
そして、そのままの嘘乗りは
危険を確実に誘発する。
だから、よくないよ~、と俺は
言ってる訳なのさ。
道路走ってるのはてめえ一人
じゃないからね。
自宅の部屋で好きな映画や動画
を勝手に観てるのとは違うのだ
から。

二輪も四輪も車両の運転には
ご注意ください。

5才時。神奈川湘南の藤沢さいか屋
がオープンしたての1965年、さいか
屋屋上遊園地(65年4月にオープン)。
運転はともかく、ベレーのかぶり方
何とかしろっつーの、こいつ。

同世代の連中はぶつけまくり
なのに、この2年保育年少組の
園児はちょいとばかり巧かっ
たので、受付のおばちゃんが
オマケでタダでよく周回させ
てくれた。
G対処のためにリーンインで
オーバルコースをコーナリン
グ(笑)。ごく自然にインの先の
リファレンスポイントを見て
いる。誰からも教えられてい
ない。自分で乗ってみて会得
した。この車、結構速度出た。


 



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