渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

キューの音

2023年02月02日 | open


7年前のジェイソン・ショウ(ス
ットランド)対エフレン・レ
ス(フィリピン)の対戦。
ショウのキューがとても良い音
奏でている。
よく締まった木の音だ。
まさに木琴のような音色を響か
せている。


ショウのキューはPERIキューと
いうらしい。
1933年からあるビリヤード用品
メーカーだが、現在は中国を生産
拠点としており、キューも中国製
のようだ。
中国製品、かなり品質が向上して
いる。
キューテックもかつては日本の
アダーチが製造を手掛けていた
が、アダーチが廃業し、現在は
中国製のようだ。
世の中、殆どの製造物が中国製
になりつつある。

かつては韓国台湾製が安かろう
悪かろうの代表だった。
日本もそうした時期があった。
だが日本は世界一の品質を持つ
工業製品を作り出すようになっ
た。それが1980年代だ。
経済大国としてもアメリカに
次ぐ世界第二位だった。
家電、自動車、IT関連、世界中
を日本製品が席巻した。
そのあたりは映画バック・トゥ・
ザ・フューチャーでも描かれて
いた。日本製が一番だ、と。

韓国、台湾も遅れながら品質が
飛躍的に向上した。
その頃、中国は近代化以前で、
まだ国民は人民服を全員が着て
自転車に乗っていた。
だが、開放経済路線となり、香
港が返還されたあたりから中国
の大躍進が始まった。

そして現在。
中国製品は品質も加速度的に向
上した。
現代、世界で一番伸び率が高い
のが大陸中国であり、世界中の
多くの工業製品のOEM化を得て、
独自の技術力も備えつつある。
今後の未来も中国の事実上の独
占が続くかも知れない。
自動車産業もエレクトリカルに
完全転換するあたりで、中国が
世界トップに立つのではなかろ
うか。



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