映画でもテレビドラマでも食事シーンには
杯のやりとりがあります
日本酒の場合は小さな杯のやりとり
ですから、徳利には水が入っています
酒の不得手な俳優さんでも、酒の代わりに
水ですから…演技に差し支えはありません
シーンの中で酒のやりとりが進む内に
だんだん酔っ払う演技になってきます
この酔っ払った演技は酒の強い俳優さんより
下戸の俳優さん、つまりお酒の呑めない俳優さんの
ほうが、うまいと云われていました
つまり、お酒の呑めない俳優さんは、素面で
酔っ払いを観察できるからかも知れません
テレビドラマで、日本酒のシーンはよいのですが
現代劇ドラマのスナックの場面では、ウィスキーのハイボール
や水割りが小道具として必要になります
水割りは、グラスにウィスキーの代わりにウーロン茶と
氷を入れて代用します
豪快な大物映画俳優さんで現代劇ドラマの
屋台で、酒を吞みながら管を巻く(くだをまく)
場面がありました
その大物俳優さんは、この屋台のシーンで
「演技をリアルなものにしたい…」と
リハーサル、ランスルーから本番と本物の日本酒を
吞み続けました…
本番を録画するころには、その大物俳優さんの
台詞はだんだん怪しくなっていました？…
