劇映画はスタジオ、ロケーションなど
撮り終われば、編集されて、作品に
仕上がります。
普通、劇映画は1時間30分前後の
長さに仕上がりますが厳密な時間ではありません
映画によっては、118分、123分とか、
パンフレットに記されています
テレビ生ドラマも長さがあります
15分、30分が主流でした
… … …
テレビでは放送プログラム通り、
Aスタジオのトーク番組
Bスタジオの生ドラマと時間通り正確に
そして機械的に容赦なく切り替えてきます
したがって、テレビドラマは映画と違って
仕上がり時間は秒単位の正確さが求められます
… … …
テレビドラマは本読みから始まって何回も何回も
リハーサルを重ねていきます
リハーサルを重ねていくとだんだんドラマ仕上がり時間が
固まってきて、少し短くなる傾向があります
放送時間がきて、ドラマ本番が始まりました
スタジオのADさんは、リハーサル時のラップタイムを
参考に、本番の経過時間を見つめています
やがて、スタジオのADさんの勘で放送時間より
ドラマが短いと判断します
… … …
ADさんは本番中にもかかわらずカメラマンに
「捨てカット、お願いします…」と囁きます
「捨てカット」を頼まれたカメラマンは
セットの床の間の花や、応接間の花瓶など
ドラマに関係のない絵柄のカットでスタンバイします
… … …
ドラマは少し早くエンディングを迎えました。
ドラマのラストカットのあと、「捨てカット」に
ディゾルブします。そして何秒かの時間調整して
後CMにつなげて、ドラマは時間通り
ピタッと終わりました