テレビドラマ「友禅川」の
脚本家の
花登 筐(はなとこばこ)さんについて、
花登さんは当時、何本ものテレビ台本を
掛け持ちしていて、よく話がごっちゃに
ならないものだと思っていました
… … …
花登さんはアイデアが浮かぶと
一気に書き上げているらしいのと
受け取った原稿の字に独特の
癖があって難解でした
… … …
台本印刷屋さんのある職人さんしか
原稿が読めないのでした。
同じく、何本もの台本を抱えていた
作家で映画、ラジオ、テレビ脚本家の
藤本義一(ふじもとぎいち)さんがおられました
藤本さんも筆が早く、アイデアが浮かぶと
どこででも原稿用紙に書き込まれていました
テレビ局の喫茶室で、サッと原稿用紙に書かれている
姿を見かけたことがありました
… … …
藤本義一さんは、
また、よみうりテレビの番組「イレブン・PM」の
毎週火・木曜日の司会者として人気者でした
(毎週月・水・金曜日は、日本テレビ制作
で司会は大橋巨泉(おおはしきょせん)と
愛川欽也(あいかわきんや))さんでした
藤本義一さんは作家として
「鬼の詩」で直木賞を受けておられました