初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カラーフィルム

2009年03月13日 17時13分18秒 | Weblog
   銀塩白黒写真が全盛のところに、コダックからリバーサル・カラーフィルムが入ってきました。
  現像の段階で色を注入する外式の「コダクローム」とフィルム自体に色を持っている内式の「エクタクローム」がありました。
 私は時々35ミリ「エクタクローム」を使用していました。

 当時の日本ではまだ内式のカラー現像ができませんでしたから、アメリカへ送らなくてはなりませんでした。箱に入っていた黄色の袋に撮影済みのフィルムを入れて、郵便局から航空便で送りました。
 仕上がりが良いとの評判のハワイの現像場、また、ロチェスターの本社に送ったこともありました。

 行きは航空便ですが、現像されて送りかえされてくるときは、船便です。手元に戻ってくるのにひと月近くかかりました。なにを撮ったのか忘れてしまうことがあります。しかし、包装を解いて、紙製の枠にマウントされた絵を見るのは楽しみでした。

 やがて、日本でもコダック認定の現像場ができて、現像済みリバーサルのマウントが手元に返ってくるのが早くなりました。

 アメリカにもいろいろと現像場で出来てきたのでしょう。アメリカで現像料込みのフィルムの値段はいけないと公取委からの勧告でフィルム代金から現像料が引かれて販売されるようになりました。

フィルムの外箱に、

not Include

と、書かれていて、後の日本製のカラーフィルムも
 
 フィルムの現像代は含まれていません

と記されています。

 写真に色彩が表現できるのは嬉しいのですが、出来上がった写真をビューアーやスライドプロジェクターでしか見れないのが残念でした。

 早く紙焼きのカラープリントができないかと心待ちにしていました。

     続く…