荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

予告犯の巻。

2016年10月05日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを




ニッポン映画【予告犯】を観ました。

こないだ観たのが【白ゆき姫殺人事件】ですから、期せずして中村義洋監督作品が続いた訳です。

いや、今作も面白かった。さすがです。



まず、生田斗真。

ジャニタレには珍しく、お芝居専門に活動してるヒトですね。

その為、やっぱ上手なモンであります。

山Pとは大違い。

【土竜の唄 潜入捜査官 REIJIの巻】もホントに面白かったし。

抑えたお芝居も良いし、声も良いですね。

ヒョロを思い遣る姿には涙が出ました。



次、戸田恵梨香。

このヒトも凄ぇ頑張っておりました。

全力ダッシュしたり、アクションもソコソコこなしたり、ずぶ濡れになったり、『アナルバイブ』と口にしたり、と体当たり。

ただし、あの若さで警視庁サイバー犯罪対策課の班長ってポストは、いささか違和感がありますな。

ちなみに、【相棒シリーズ X DAY】で警視庁サイバー犯罪対策課の専門捜査官を演じた田中圭が、今作では公安の刑事を演じておりました。



それにしても、【白ゆき姫殺人事件】もネット無しでは描けない作品でしたが、今作も全く同様。

いまや、事件モノのエンターテイメント作品には、ネットは不可欠なんでしょうね。

元々、人間なんて悪意の塊なんですが、ネットの普及はそれを加速化・拡大化させた訳です。

そんな凡人の悪意に相反する様な、ゲイツ=生田斗真の優しさ・・・。

素晴らしいコントラストでありました。



さぁ、続編のドラマ【予告犯 -THE PAIN-】も観よっと。



それにしても、設楽木議員が観たのはどんな動画だったんでしょう。



原作【予告犯】について、ちょっと。

主人公ゲイツは派遣社員として、とあるIT企業で働いていたんですが、その社長ってのが堀江貴文クリソツなんです。









そりゃホリエモンも怒ろうってもの。

さすがに気の毒ですな。

映画では、滝藤賢一がこの社長役を演じておりました。







『悪意は癒しがたく、善意は子供のうちに死んでしまう』エーリッヒ・ケストナー(ドイツの詩人・1899~1974)

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白ゆき姫殺人事件の巻。
土竜の唄 潜入捜査官 REIJIの巻。


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