荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

三億円事件の巻。

2013年12月10日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを
12月10日と申しますと、僕は三億円事件を思い出します。

というか、三億円事件しか思い出しません。

尤も、当時の僕は、言葉も喋られない赤ん坊だったので。事件の記憶なんざありませんけど。

現在も【クロコーチ】とかいうドラマでこの事件が描かれているとか。

たくさんの三億円事件関係の本やムックを読んだり、様々な映像を観て来ましたが、このドラマはほとんど観ておりません。

当初、ちょっとだけ観ましたが、あんまり三億円事件に関係してない内容に思えたので、視聴をやめました。

毎年、この日になると妙にドキドキします。

この窃盗事件には(少なくとも国内には)被害者はいない、といいます。

直接の被害者である日本信託銀行が契約していた保険業者が、海外の業者に再保険をかけていたからです。

とはいえ、誤認逮捕され、人生が目茶苦茶になった人や、過労で亡くなった警察官もいます。

けして、【美しい犯罪】ではないのです。

とはいえ、一方で憧れを持ち、いまだ三億円の行方を捜そうとするのも、またひとつの事実。

僕の推理は皆さんと同じ様に、白バイ隊員を父に持つ不良少年Sが実行犯であり、共犯は少年Sと関係のあったゲイボーイK(柏木?)であったと信じて疑いません。

事件当日のバタバタ感は感じるものの、間違いなく複数犯だと思っております。

それなのになぜ、昭和の名刑事・平塚八兵衛は単独犯説を強硬に主張したのか。

少年Sの父親は警察官。その名誉を傷つけないために、事件を迷宮化させるために八兵衛を投入したのではないか。

箸にも棒にもかからない様なデカの主張ではありません。

吉展ちゃん事件などを解決した名刑事の言う事です。

誰も異論ははさめない・・・。

いやぁ、推理って実に楽しいですな。



『最大の犯罪は、欲望によらず飽満によりて引き起こされる』アリストテレス(古代ギリシアの哲学者・BC384~BC322)


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