イーグル・アイ - goo 映画
今日、透析中に観たDVDは、「イーグル・アイ」。昼食後なので、気をつけないと睡魔に襲われる時間帯である。最近の寝不足がたたって、途中、うとうととしてしまい、その都度、場面を巻き戻すことが何回もあった。
最後の方は、ストーリーもスリリングに展開するのも手伝って、睡魔はさっていったが。
コンピューターの反乱といえば、「2001年宇宙の旅」のHALのことが真っ先に頭に浮かぶ。このテーマが、今回の作品にも見られた。ただ、違うのは、反乱の理由が人間のプログラムに対して忠実であったことである。逆にいえば、機会に大切な決定をまかすと、とんでもない事になりますよということだ。
背景には、ネット上の情報の集約化が進んでいることへの危惧があるのだろう。ネット上で発信された個人情報の集約はすでに始まっている。個人情報の保護などというのは、もう、望むこともできないのかもしれない。
発端は、テロリストの疑いをかけられた人間に対するアメリカ政府の攻撃であった。コンピュータシステムの判断は、確率51%。計画中止がシステムからの判断であったが、テロへの人間的感情から、人間により攻撃が決定され、後で誤爆と判明する。
システムが選んだ2人の男女の市民、ストーリーが展開していくにつれ、彼らが選ばれた理由が必然的なものであることが判明する。
機械対感情を持つ不確実な存在である人間の闘いが、スピーディにスリリングに展開していく。どうやって、コンピューターの完全無比に見える策略と闘っていくか、楽しませてもらった。最後の戦いに、今までの伏線が集約されていく。
でも、最後は伝統的な「娯楽映画」の終わり方なのであろう。まあ、虚構の世界の事だから、それも好しとするか。
しかし、現実世界では、個人の情報の集約化がどんどん進んでいき、管理される対象となる危惧は深まっているのであるが。
【最新映画】イーグルアイ 予告編(シャイア・ラブーフ )